こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はボドファンにて336%を達成したバッティングゲーム『蹴落としジャック』を紹介します。
プレイヤー同士蹴落とし合っていち早くお宝を集めるボードゲーム。
相手の裏の裏をかく、ということが重要です。

購入した現地で早速遊んでました
- 心理戦を楽しみたい
- バッティング要素があるゲームが好き
- 軽いプレイ感のゲームを探している
『蹴落としジャック』ゲーム情報

タイトル | 蹴落としジャック |
デザイナー | ムーブ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
販売元 | ムーブ |
『蹴落としジャック』概要

『蹴落としジャック』ではプレイヤーは雲の上にあると言われるお宝を独り占めするべく、豆の木を登り始めます。
しかし、話を聞いたライバルたちも豆の木を登り始めることに。
ライバルを蹴落としてたくさんのお宝を手に入れるのです。
ゲーム内容はカードを使ったすごろくとバッティングを合わせたもの。
ジャンルはバッティング。
『蹴落としジャック』ゲーム終了と勝利条件
1人のプレイヤーが8点以上獲得した後、スタートマスに到達したらゲーム終了。
そのプレイヤーの勝利です。
『蹴落としジャック』準備&ゲームの流れ
『蹴落としジャック』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
テーブルにマップを広げ、近くにシャッフルしたお宝カードを山札として配置します。
ムービングカードを順番に並べ、その下に数字カードをランダムに並べます。これをムービングエリアと呼びます。

各プレイヤーに
- 数字カード 5枚
- 担当色のミープル
を配り、ミープルはマップのスタートマスに置きます。

以上で準備完了。
ゲームの流れ
『蹴落としジャック』は同時処理でゲームを進行します。
まず、プレイヤーは手札1枚を裏向きでセット。
全プレイヤーがセットし終わったら一斉にカードを表向きにします。

その後、ムービングエリアを参照にミープルを進めます。

ただし、出したカードが他プレイヤーとバッティングした場合、ミープルを進めることは出来ません。
また、止まったマスが他プレイヤーとバッティングした場合、一緒にスタートマスに落ちてしまいます。

無事にお宝マスまで到達できるとお宝カードを獲得。

お宝をスタートマスまで持ち帰り、再びお宝マスを目指すのです。
お宝を奪う「オノ」

お宝カードの1つ「オノ」は他プレイヤーからお宝を奪う効果があります。
オノを装備した状態で他プレイヤーとカードバッティングした場合、そのプレイヤーからお宝をランダムに奪えるのです。
その後、使ったオノはゲームから除外されます。
ちなみに、オノ自体にも1点分の価値があります。
ゲーム終了

1人のプレイヤーが合計8点以上のお宝を持った状態でスタートマスへ到達するとゲーム終了。
そのプレイヤーの勝利です。
同じ点数かつ同じタイミングでスタートマスに到達した場合は、よりマスを進めたプレイヤーの勝利となります。
『蹴落としジャック』レビュー
『蹴落としジャック』のレビューです。主に3人でプレイしました。
2種類のバッティングが楽しめる

『蹴落としジャック』と言えば、カードとマスの2種類のバッティング要素。これによるプレイヤー同士の心理戦が白熱します。
まず、カードバッティングはいかに裏をかいてバッティングを避けるかの心理戦です。
直球で強いカードを出すのか、あえて弱いカードを出してバッティングを避けるのか。もちろん、それが裏目になることも。
ただし、「オノ」を装備しているなら状況は一転。積極的にバッティングを狙いにいきます。
次に、マスバッティングは両者ともスタートマスに戻されてしまうのでなるべく避けたいところ。
しかし、お宝を持った状態ならスタートマスに一気に戻るため積極的に狙いにいきます。
このように、状況によってバッティングを避けるか狙うか変わるのが面白かったです。
手札を1枚出すだけのシンプルルール

『蹴落としジャック』でのプレイヤーのアクションは手札を1枚出すだけ、と非常にシンプルなルールです。
システム的にはすごろくですからね。手札を使い切る頃にはゲームの流れを理解できるでしょう。
もちろん、どのカードを出すべきかという考えどころもしっかりあります。
そういった点から、ボードゲームに慣れていない人でも遊びやすくオススメです。
「オノ」の存在でゲームに緊張感を持たせる

「オノ」は相手のお宝を奪える非常に強力なカード。
このカードの存在により、バッティングをすることによる緊張感がより高まります。
勝利目前なのに金貨を奪われた、なんてことになるとあまりに悲惨……。
そうならないために何としても阻止するプレイヤーと、お宝を狙うプレイヤーの心理戦が白熱します。
ギリギリまで勝者が分からない点は個人的に好みです。
1度バッティングすると中々進めない

ルール上、手札を使い切るまで同じカードが使えないため、一度バッティングするととことんバッティングすることが多いです。
実際、手札を使い切るまで同じプレイヤーが丸々バッティングする場面が何度かありました。
そうなるとミープルを中々進められず、バッティングしていないプレイヤーの一人勝ちのような状況になってしまいます。
カード枚数が少ないため仕方ない部分もあるかと思いますが、個人的に気になる点でした。
プレイ前にスリーブを付けよう

『蹴落としジャック』はカードを使って進行するゲームです。
キズや汚れからカードを守るためにプレイ前にスリーブを付けましょう。
スリーブはホビーベース社のTCGハードがピッタリでおすすめ。
カード枚数は全41枚なので1つあれば足ります。
まとめ

- 2種類のバッティングが白熱
- すぐに楽しめるシンプルルール
- とことんバッティングすることがある
以上『蹴落としジャック』を紹介しました。
シンプルなルールですが、いかにゲームを有利に進めるかの心理戦がドキドキハラハラで楽しかったです。
ボドゲメンバーからの評判も良く、軽いプレイ感から何度も遊んでいます。
気になったならムーブ様のオンラインショップで購入できるので是非。

それではノシ