こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は協力型デッキ構築の人気作『イーオンズ・エンド』の独立拡張『イーオンズ・エンド:新たな時代』を紹介します。
ストーリーに重点が置かれており、従来のシリーズとはまた違ったプレイ感。
レガシーシステムのような楽しさがあります。
徐々に開放されていくワクワク感
『新たな時代』ゲーム情報
タイトル | イーオンズ・エンド:新たな時代 |
デザイナー | Jenny Iglesias, Nick Little, Kevin Riley |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 60分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | アークライト |
『新たな時代』拡張要素
『新たな時代』の拡張要素として
- プチレガシー要素
- 新たなネメシス
- キャラクターの追加
- カードの追加
があります。
それぞれ紹介します。
プチレガシー要素
『新たな時代』ではほとんどのコンポーネントが封印されており、指示があるまで開封できないようになっています。
それらのコンポーネントはストーリーを進めることで徐々に開放されていきます。
まるでレガシーシステムのような感じ。
ただし、コンポーネント破壊等はないため元に戻すことも可能です。
新たなネメシス
プレイヤーが戦うべきネメシスが複数体追加されました。
はじめから判明しているネメシスは「魔蛆」のみ。
それ以外のネメシスはストーリーを進めることで徐々に姿をあらわします。
「魔蛆」は卵を孵化させて、それを利用してダメージを与える特性があります。
難易度は3とそこまで高くなく、初プレイのウォーミングアップに適したネメシスです。
追加キャラクター
プレイヤーが使用するキャラクターが追加されました。
初期から使えるキャラクターは4人。
それ以外のキャラクターはストーリーを進めることで徐々に開放されていきます。
初期キャラクターは比較的使いやすい性能で、役割分担をハッキリさせやすいです。
本作ではボード裏にプレイ難易度が書かれているため、初プレイの際は難易度が低いキャラクターを選ぶのがおすすめ。
サプライ用カードの追加
プレイヤー使うサプライ用カードが追加されました。
初期段階で使えるサプライは9種類。
つまり、初プレイ時のサプライは完全固定です
そして、ストーリーを進めるごとにどんどんカードが開放されていきます。
『新たな時代』レビュー
『新たな時代』のレビューです。主に2人でプレイしました。
徐々にコンポーネントが開放されるワクワク感
『新たな時代』の醍醐味は何と言ってもコンポーネントの開放です。
ネメシスを倒してストーリーが進むとともにカードやボードが開放されていきます。
次はどんなカードやボードがあるのか開封するまでワクワクです。
特にネメシスボードを見てどのように戦うかを考察するのが楽しみ。
本作はこのようにレガシーシステムのようなプレイ感を味わうことができます。
また、シール貼りやコンポーネント破壊などの後戻りできない要素がないため、気軽にプレイすることが可能。
最大限にゲームを楽しむために、必ず指示があるまではコンポーネントを開けないようにしましょう。
重厚なストーリーが楽しめる
『新たな時代』はカードに書かれたストーリーを読みながらゲームを進めます。
内容は消息を絶った分隊を捜索しにいく……というのが大まかなあらすじ。
想像以上にシナリオがしっかりしていて、『イーオンズ・エンド』の世界観を知るのにうってつけでした。
これまではフレーバーテキストから推測するしかなかったので。
また、ストーリーは各章のネメシスを倒さないと進まないため、ついつい夢中になってしまいました。
シリーズの中では屈指の遊びやすさ
『新たな時代』はシリーズの中でも屈指の遊びやすさを感じました。
と言うのも、初回プレイ時は使えるキャラクターやカードが限られているため、あまり迷わずに選択できるのです。
特にサプライ選びは迷いどころだったので助かります。
もちろん、ゲームを進めるとキャラクターやカードの種類は増えますが、その頃にはゲームの理解度も上がっていることでしょう。
このような理由から『イーオンズ・エンド』シリーズをしたことがなくてもプレイしやすいです。
追加のサプライ用カードは少なめ
『新たな時代』は追加サプライカードの種類が少なめ。
基本セットと『終わりなき戦い』が27種類あったので比べるとよく分かります。
そのため、本作のみではカードの組み合わせにややマンネリを感じるかもしれません。
もちろん、基本セットや他拡張のカードと組み合わせることは可能です。
カードプールを広げるたいなら、それらを用意しておくことをオススメします。
プレイ前にスリーブを付けよう
『イーオンズ・エンド』は多くのカードを使うゲームです。
キズや汚れからカードを守るために事前にスリーブに入れておきましょう。
ホビーベース社のTCGサイズ・ハードがサイズ的にピッタリ。
あとプレイヤーの体力管理は10面ダイスが便利。
付属のトークンを使うよりも断然使いやすいです。
雰囲気を合わせたいなら赤色のダイスがおすすめ。
まとめ
- プチレガシー要素のワクワク感
- ストーリーが楽しめる
- シリーズ屈指の遊びやすさ
以上『イーオンズ・エンド:新たな時代』を紹介しました。
やはり『イーオンズ・エンド』シリーズにハズレなしですね。
今回はネタバレを避けるためにあえて紹介しませんでしたが、実際はもっと多くの追加要素があります。
歴代シリーズとあわせて何度もプレイできるようになる要素も……。
そのあたりはぜひご自身の目で確かめてみてください。
それではノシ