こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はダンジョン探索系のデッキ構築ゲーム『クランク!』の拡張、『クランク!拡張:深海の財宝』を紹介します。
海がテーマである今回の拡張。
ゲームボードやダンジョンカードの追加で新たな戦略が取れるようになっています。
『クランク!』にハマったなら買って間違いなし。
![つるけら](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2022/02/0e3c0054d93156fa46763725c2ee1632.png)
どのようなダンジョンが待ち受けているのか
- 『クランク!』が好き
- 『クランク!』のリプレイ性を上げたい
- ゲーム難易度を上げたい
『深海の財宝』ゲーム情報
![](https://www.suruga-ya.jp/pics_light/boxart_m/607596040m.jpg)
タイトル | クランク! 拡張:深海の財宝 完全日本語版 |
デザイナー | Paul Dennen |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 13歳以上 |
販売元 | アークライトゲームズ |
『深海の財宝』拡張要素
『深海の財宝』にて新たに追加された拡張要素は以下の通り。
- 新たなゲームボード
- 専用アイテム
- ダンジョンデッキの追加
それぞれ紹介します。
なお本拡張は単体ではプレイできません。
遊ぶためには『クランク!』基本セットが必要です。
海が舞台の新たなゲームボード
本拡張の一番の目玉は新たなゲームボードの追加です。
![新たなゲームボード](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/636a5bbf3a24172c2d9f59415c3c825f.jpg)
海が舞台である今回のダンジョンは水中ならではの要素が加わっています。
最も特徴的なのが「潜水」
今回のダンジョンは深層部に近づくにつれ水没した部屋が見られます。
![水没した部屋](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/f8391a8e7c1ec46f3a4d0926d582544e.jpg)
水没した部屋から手番を開始したなら一度は水没していない部屋に入る、つまり息継ぎをしなければなりません。
息継ぎができなかった場合には1ダメージを受けてしまいます。
しかも手元にクランク!キューブがない場合は即脱落という厳しい仕様。
高得点のアーティファクトほど水没した部屋にあるため、いかに効率的に移動するかが求められます。
あとは水中に入るとき通らなくてはいけない「クランク!トンネル」
![クランク!トンネル](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/ac52180c5deb8189063f230c0aaa4c30.jpg)
こちらを通る場合クランク!キューブを1つノイズエリアに置く必要があります。
もちろん今回のゲームボードも両面仕様です。裏面は難易度高め。
専用アイテム「潜水具」
今回追加された専用アイテムに「潜水具」があります。
![潜水具](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/fef2f57c2c4777ac47b68533abb834ba.jpg)
こちらは先ほど紹介した水没した部屋で息継ぎをしなくてもダメージを受けなくなる優れもの。
また5勝利点も付いています。
他のアイテムと同じように7ゴールドで購入可能。
高得点のアーティファクトを狙うならぜひ持っておきたいところ。
ただし2つしか用意されていないため、3人以上でプレイするなら取り合い必至です。
戦略の幅が広がるダンジョンデッキ
新たなダンジョンデッキが35枚追加されました。
![ダンジョンカード追加](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/2fcc4b482f8c2256ae347e76167ff1db.jpg)
こちらを基本のダンジョンデッキに加えてプレイします。
特徴は手札を捨てる効果のカードが増えたこと。
またそれに併せるように手札から捨てられたときに効果を発揮するカードも追加されました。
![捨て札にされたとき](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/6e22a59db55b8802d53a75977e13c8c7.jpg)
あと常備カードとして「金貨魚」が追加。
![金貨魚](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/9f1481b56cde10edd8a1ee86c7645286-218x300.jpg)
ゴブリン同様、何度も戦うことができるモンスターです。
水没した部屋にいるときしか戦闘できないですが、その分倒したときの報酬は高め。
『深海の財宝』レビュー
『深海の財宝』のレビューです。4人で複数回プレイしました。
ダンジョンカード追加でリプレイ性向上
![レビュー ダンジョンカード](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/d10a2c543ae56512193f1d3a2644195e.jpg)
デッキ構築ゲームの拡張といえばやはりカードの追加。
本拡張でもデッキに入れられるダンジョンカードが多く追加されました。
手札を捨てることで効果を発揮するカードが多く収録されており、それに伴い「このカードが捨てられたとき〜」というカードが数枚増えたので今まで以上にコンボ性が高くなった印象。
『クランク!』は登場するカードがランダムなため、カードが増えるとその分カードをめくるワクワク感が増しますね。
ちなみに明らかな壊れカードは特にありませんでした。上手くバランス調整されています。
追加ゲームボードで新鮮なプレイ感が味わえる
![レビュー ゲームボード](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/5338681bc50a19a6bd63a8a96bda2599.jpg)
追加されたゲームボードは通常ボードにはなかったマスが複数あり、新鮮なプレイ感を味わうことができます。
特徴的なマスである水没した部屋は専用アイテムがないと継続的にダメージを喰らうため、潜水具の購入が何より重要。
今回は金貨魚や宝物庫など金貨を入手する手段が多いので、いかに早く金貨を集めるかが大事になります。
潜水具を取って深層部の高得点アーティファクトを目指すか、あるいは浅いところで勝利点を集め早期脱出をするかはプレイヤー次第。
デッキ内容に応じて戦略を考えましょう。
複雑なルール追加なし
![レビュー 複雑なルール追加なし](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/342c549546dd579bd98bb9cfb36038f7.jpg)
デッキ構築ゲームの拡張は複雑なルールが追加されてプレイ時間が伸びる、というのがよくあります。
ただ本拡張はゲームボードやダンジョンカードの追加くらいで、複雑なルール追加は特にありません。
潜水のルールも直感的に理解しやすいでしょう。
『クランク!』を1度でもプレイしたことがあるならすぐ導入しても問題なし。
ただ『クランク!』自体単体でも非常にリプレイ性が高いので、まずはそちらを遊び尽くしてからでも良いかと思います。
脱落率高め
![レビュー 脱落室](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/8aa99a085e19b6a13026133bfe1f9d4a.jpg)
新ダンジョンは通常ダンジョンと比べ脱落率が格段に上がりました。
というのも、新ダンジョンは道中にモンスターが多くダメージを受ける頻度が高いのです。
あとクランク!トンネルのせいでドラゴンの攻撃を受けやすいのも原因の一つ。
深層部まで行ったものの抜け出せずに脱落……というパターンが通常マップより増えるでしょう。
実際通常ダンジョンで脱落はほとんどなかったのに対し、新ダンジョンは脱落が頻繫しています。
脱落して得点計算に参加できないのはホントに萎えるので要注意です。
『クランク!』をプレイする前に
『クランク!』は何度もシャッフルをするゲームです。
プレイする前に必ずスリーブに入れておきましょう。
カードを汚れや傷から守ることができ、シャッフルも格段にしやすくなります。
わたしが使っているのはホビーベースのTCGハード。
50枚入りで程よい固さ。サイズも問題ないです。
まとめ
![クランク 深海の財宝 まとめ](https://tsuru-boardgame.com/wp-content/uploads/2024/01/3d5ef9a4efda0ead580c7e1334406201.jpg)
- 新ゲームボードで新鮮なプレイ感が味わえる
- ダンジョンカード追加でリプレイ性向上
- 複雑なルール追加なし
以上『クランク!拡張:深海の財宝』を紹介しました。
デッキ構築ゲームは拡張を出しやすいのがいいですよね。
カードが追加されるだけでリプレイ性がかなり上がります。
本拡張は必須級ではないですが、『クランク!』にハマったらなら買って間違いないでしょう。
それではノシ