こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は『オルレアン』にいろいろな要素を加えた拡張『オルレアン 交易と陰謀』を紹介します。
要素の追加だけでなくゲームバランスも整えられる商品。
『オルレアン』が好きならマスト購入で間違いありません。
リプレイ性も格段にあがる
- オルレアンが好き
- オルレアンのリプレイ性を上げたい
『交易と陰謀』ゲーム情報
| タイトル | オルレアン 交易と陰謀 |
| デザイナー | ライナー・シュトックハウゼン |
| プレイ人数 | 1～5人 |
| プレイ時間 | 90分 |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
| 販売元 | エンゲームズ |
『交易と陰謀』拡張要素
今回の『交易と陰謀』にて追加された拡張要素は以下の通り。
- 注文カード
- イベントタイルの追加
- 新たな公益事業ボード
- 場所タイルの追加
それぞれ紹介します。
注文カード
注文カードは新たな得点源になる要素です。
ゲーム準備時にカード5枚を表向きにして置いておきます。
注文カードはカードに記されている町へ指定された商品タイルを持っていくと獲得できます。
それぞれ得点が書かれており得点計算のときに含まれます。
今回の追加によりさまざまな商品タイルを取る意義が生まれました。
イベントタイルの追加
ラウンド始めにめくられるイベントタイルが追加されました。
全34枚ありゲーム毎にランダムで使用されるため、今まで以上に何が起きるか読みづらくなります。
プレイヤーにとってメリットになるものもあれば、強烈なデメリットを及ぼすものもあるため注意しておきましょう。
新たな公益事業ボード
市場に随行者タイルを置いた際に送られる公益事業ボードが差し替えられます。
今回追加されたボードは両面仕様で「公益事業」と「陰謀」の2種類あります。
「公益事業」は従来の公益事業ボードのリニューアル版といった位置づけ。
今回のボードの報酬は商人コマの移動やタイルの獲得など、ほとんどアクションのような効果がありゲームに大きく影響するものとなりました。
一方の「陰謀」は一言であらわすと他プレイヤーの妨害。
お金の徴収や商品タイルをトレード、なかには交易所を燃やすなどのとんでもないものもあります。
従来では薄かった妨害要素がこれでもかと増加。
場所タイルの追加
アクションによって得られる場所タイルが3枚追加されました。
どれも個性的な効果を持っているので要確認です。
『交易と陰謀』レビュー
『オルレアン 交易と陰謀』のレビューです。毎プレイ本拡張を導入しています。
公益事業ボードの追加が革命的
公益事業ボードの追加は『オルレアン』に革命を与えてくれました。
従来のボードの報酬にはお金と発展点しかなく、後半に不要な随行者タイルの置く所という印象。
本拡張のボードの報酬は商人コマの移動やタイルの獲得など、まるで1アクションのように利用することができます。
これにより序盤から随行者タイルを市場に置くのも1つの戦略として成立するようになりました。
取り合い待ったなしなので手番順はよく確認しておきましょう。
注文カードで見通しが良くなった
注文カードの追加によりゲームの見通しが良くなりました。
『オルレアン』をプレイして度々起こるのが、何からすればいいのか分からなくなる問題。
引いた随行者タイルやイベントタイルによって選択肢が膨大にあり、どうすれば勝利に近づけるのかが見えにくいのです。
注文カードは獲得さえすれば得点になるため、一つの目標とすることができます。
またカード獲得に必要な商品タイルはバラバラのため、得点の低い商品を取ることにも意義が生まれました。
商人コマ移動による獲得のほか、ボーナスによる獲得も重要。取れそうなカードを目標に商品タイルを集めましょう。
新イベントタイルでリプレイ性が上がる
イベントタイルの追加によりリプレイ性が格段に上がりました。
従来のタイルは全18枚のすべて使用するため、何度かプレイしていると次にどのイベントタイルがくるか予想できるようになってしまいます。
今回追加されたタイルは全34枚あり、使用するのはその内18枚なので予想することはまず不可能です。
内容は追加で随行者タイルを引けたりボーナスを得たりとプレイヤーのメリットになるものもある一方、特定のタイルを失ったり膨大なお金の支払いがあったりのデメリットも盛りだくさん。
いままで以上にダイナミックなゲーム展開が楽しめるようになりました。
陰謀は賛否両論
追加された公益事業ボードのもう1面が「陰謀」です。
この追加要素については賛否両論があり。
というのも「陰謀」による妨害があまりにも強烈なんですよね。
お金の徴収や商品タイルのトレードは日常茶飯事、交易所の破壊なんてものもあります。
しかも特定のプレイヤーに対して直接攻撃をおこなえるのが強烈さに拍車をかけている……。
複数のプレイヤーから妨害を受けてしまうとたちまち勝利が遠のくほどの影響力です。
最近のゲームではあまり見かけない直接攻撃は好き嫌いが分かれるかと。
個人的にはこれくらいのインタラクションがあったほうが好みですが。
まとめ
- 革命的な新公益事業ボード
- リプレイ性を格段に上げる
- ゲームの見通しを良くする
以上が『オルレアン 交易と陰謀』でした。
個人的にはこの拡張を導入してからが本番と思うほどの完成度が高い拡張です。
特に新しい公益事業ボードはないと物足りなさを感じてしまいます。
『オルレアン』をより楽しむためにもぜひ導入してみてはいかがでしょうか？
それではノシ
