こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は火星開拓をする人気作『テラフォーミング・マーズ』を紹介します。
拡大再生産、タイル配置、カードコンボなどボドゲの面白い要素が満載のゲーム。
さまざまな戦略を取ることができ、リプレイ性が非常に高いです。
トップクラスでお気に入りのゲーム
『テラフォーマーズ・マーズ』ゲーム情報
タイトル | テラフォーマーズ・マーズ~火星地球化計画~ 完全日本語版 |
デザイナー | Jacob Fryxelius |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 90~120分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
販売元 | アークライトゲームズ |
『テラフォーマーズ・マーズ』概要
人口増加の対策として火星移住の計画が上がります。プレイヤーはその計画に参加する企業の経営者として様々なプロジェクトをおこない、地球化の貢献を目指します。
カードプレイをメインに自身の得点を伸ばすゲームです。
ジャンルは拡大再生産、タイル配置、リソースマネジメントなど。
あらゆる要素が入ったゲームです。
『テラフォーマーズ・マーズ』ゲーム終了と勝利条件
すべてのグローバル・パラメータ(気温・酸素濃度・海洋面積率)が最大に達したらそのラウンドを最後までおこないゲーム終了。
ゲーム中獲得したTR、カード・タイル等の得点、称号・褒賞を合算し一番高いプレイヤーの勝利です。
『テラフォーマーズ・マーズ』準備&ゲームの流れ
『テラフォーミング・マーズ』の準備とゲームの流れです。
準備
メインボードを広げ対応する箇所にマーカーやタイルを置いておきます。
資源キューブや山札はプレイヤーが取りやすいところへ。
プレイヤーに
- プレイヤーボード
- プレイヤーキューブ
- 企業カード2枚
- プロジェクトカード10枚
を配ります。
キューブをプレイヤーボードの指定箇所に置いたら準備完了。
ゲーム開始時に企業カード1枚とプロジェクトカードの選択をします。
ゲームの流れ
『テラフォーミング・マーズ』はラウンド制で以下4つのフェイズで構成されています。
- 手番順フェイズ
- 研究開発フェイズ
- アクション・フェイズ
- 産出フェイズ
ゲーム終了条件を満たしていなければ産出フェイズ後に次のラウンドへ進むのです。
詳細なルールは公式サイトにて説明書が全文公開されているため、本記事では重要な部分を抜粋します。
グローバル・パラメータ
グローバル・パラメータとは
- 気温
- 酸素濃度
- 海洋面積率
の総称で『テラフォーミング・マーズ』ではこれらを上げるのが主な目的です。
プレイヤーがいずれかを上昇させることで地球化指数(TR)が上がります。
TRはゲーム中の収入になる他、最終的な勝利点にもなります。
グローバル・パラメータにはそれぞれ上限があり、すべてが上がり切ったらそのラウンドでゲーム終了です。
カードプレイ
『テラフォーミング・マーズ』で最も重要なのがカードプレイです。
毎ラウンドの研究開発フェイズで配られ、その中から欲しいカードを1枚3MC※で購入します(※MC=ゲーム内のお金)
その後アクションフェイズにコストを支払って使うのです。
多くは資源の産出量を上げるものやグローバル・パラメータを上昇させるもの、永続的に効果があるものなどがあります。
戦況を大きくひっくり返すカードもいくつかあり、本ゲームのメイン要素です。
タイル配置
カードプレイと同じくらい重要なのがタイル配置です。
メインボードの6角形にはさまざまなタイルが置かれます。
主に使われるのが
- 海洋タイル
- 森林タイル
- 都市タイル
以上の3つ。
海洋タイルはグローバル・パラメータの1つ、海洋面積率を表します。置いたプレイヤーはTRが1上昇。
森林タイルは火星上の森を表します。置かれると酸素濃度が上がり、それに伴いTRも上昇。
都市タイルは森林タイルと隣接させることで得点になります。
森林タイルと都市タイルは真ん中にプレイヤーキューブを置き、だれが置いたタイルかを分かるようにしましょう。
これらのタイルはカードプレイや標準アクションで配置することができます。
産出フェイズ
アクションフェイズが終了すると産出フェイズへ。
このフェイズではさまざまな資源の産出がおこなわれます。
産出されるものについてはプレイヤーボードを参照。
まずは電力を熱に変換され、その後はボード上に記されている産出量分の資源を獲得します。
MCに関しては産出量+TRの合計を獲得。
得点計算
グローバル・パラメータがすべて上限まで上げられると、そのラウンドでゲーム終了。得点計算がおこなわれます。
計算されるのは
- TR
- カードの勝利点
- 森林タイル
- 都市タイル
- 褒賞・称号
すべてを合算し一番高いプレイヤーの勝利。
『テラフォーマーズ・マーズ』レビュー
『テラフォーミング・マーズ』のレビューです。主に4人で何度もプレイしています。
ソロでもプレイ済。
出来ることが増える楽しさ
『テラフォーミング・マーズ』は序盤のゲーム進行速度が非常にスローです。
何せ資源が少なく、カードを買ったところで中々使えないことが多々ありますからね。
ただゲームが進むにつれ産出量が増えてきて、終盤にはさまざまなアクションが可能に。
この時がたまらなく楽しくて終盤にかけて加速的に盛り上がります。
取っておいた高コストカードを使う瞬間が爽快。
メインボードの火星もどんどん賑やかになっていきます。
リプレイ性が非常に高い
『テラフォーミング・マーズ』といえばカードプレイでしょう。
200種類以上あるカードのおかげでリプレイ性が非常に高いです。
そんな多くのカードの中から毎ラウンド配られるのは4枚のみ。
限られたカードを使っていかに得点を稼ぐか考えるのが楽しいです。
また企業カードはそれぞれ全く異なる性質があり、それもリプレイ性を上げています。
色んな戦略を取れる
『テラフォーミング・マーズ』は戦略が多岐にわたるのが特徴的。
例えば森林タイルや都市タイルを置きまくる盤面重視の戦略。とにかく他プレイヤーに邪魔されない配置を考えてプレイしていきます。
またはタイル配置は無視してカードの得点だけを重視する戦略。カードによってはゲームが長引くにつれ、どんどん得点が膨らむものもあります。
どの戦略が強いかは状況によっても変わるため、ゲームに慣れていてもその辺りの判断は難しいです。
手元のカードを見て強そうな戦略を考えましょう。
インタラクション強め
インタラクションはそこそこ強めです。直接攻撃の要素もあり。
特に資源や産出量を減らすカードは特定のプレイヤーを狙うため、下手に使うとヘイトを買いやすいです。
初プレイ時に何度も攻撃されたら萎えてしまうかも。
またタイル配置や称号など、早い者勝ちの要素もあります。
何度かプレイしないと面白さが伝わらないかもしれません。
ソロプレイも楽しい
『テラフォーミング・マーズ』はソロプレイに対応しています。
ソロでは制限時間内に全てのグローバル・パラメータを上げ切るのが目的です。
他プレイヤーからの妨害がない分、時間設定はシビアめ。何度もプレイしましたが毎回ギリギリのクリアです。
マルチとはまた違うルールですがリソース管理の考え方は同じ。
なかなかマルチで勝てないなら1度ソロをやってみることをおすすめします。
全ての企業でクリアする頃にはマルチでも上手くなっていること間違いなし。
『テラフォーミング・マーズ』をプレイする前に
『テラフォーミング・マーズ』は多くのカードを使用するゲームです。
プレイする前にぜひスリーブに入れておきましょう。
ホビーベース社のTCG ハード CAC-SL21がピッタリ入ります。
リプレイ性が高いゲームなので長く遊ぶためにも推奨。
まとめ
- 出来ることが増えてくるのが楽しい
- 戦略が多岐にわたる
- リプレイ性が非常に高い
- インタラクションは強め
以上『テラフォーミング・マーズ』を紹介しました。
これまでわたしが遊んだボドゲの中でも上位に入るほどの面白さです。
BGGランキング6位(2023/10時点)は伊達じゃない。
今後も定期的にプレイするゲームだと思います。
ガッツリと重量級ゲームで遊びたいときにおすすめ。
人気作のため市場に出回っているうちに入手しておきましょう。
それではノシ