こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はライナー・クニツィア作品の名作『バトルライン』を紹介します。
シンプルながら考えどころが多くフラッグの取り合いが白熱するゲーム。
2人用ゲームと言えばこれ!って人も多いのではないでしょうか。

2人用ゲームの定番ですね
- 2人で楽しめるゲームを探している
- 短めの時間で終わるゲームが欲しい
- シンプルなルールのゲームが好き
『バトルライン』ゲーム情報

タイトル | バトルライン |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
販売元 | GMTゲームズ |
『バトルライン』概要
『バトルライン』では、プレイヤーは自軍の隊列を組んで相手とフラッグを奪い合います。
古代の戦術をマスターし勝者の栄光を勝ち得られるでしょう。
ゲームは手札を出していき役を揃えていくという流れ。
ジャンルは陣取り。2人用ゲームです。
『バトルライン』ゲーム終了と勝利条件
どちらかのプレイヤーが
- 5個のフラッグを確保
- 連続する3つのフラッグを確保
のどちらかを満たすとゲーム終了。
そのプレイヤーの勝利です。
『バトルライン』準備&ゲームの流れ
『バトルライン』の準備とゲームの流れを紹介します。
準備
お互いのプレイヤーに部隊カードを7枚ずつ配ります。

テーブルに9個のフラッグを並べ、フラッグのそばに残った部隊カードと戦術カードを並べます。
以上で準備完了。
ゲームの流れ
『バトルライン』は手番制で、手番のプレイヤーは手札からカードを1枚選び任意のフラッグの前へ配置します。

その後、山札からカード1枚引いて手番終了。
基本的にはこれを交互におこないゲームを進行します。
フラッグの確保
フラッグの前にお互いの部隊カードが3枚配置されている場合、それぞれの役を比べてより強い方がフラッグを確保できます。
役は5種類あり、
- ウェッジ……全て同じ色で連番
- ファランクス……全て同じ数字
- パタリオン……全て同じ色
- スカーミッシャー……異なる色で連番
- ホスト……上記以外の組み合わせ
上から順番に強い役です。お互いの役が同じ場合は数字の合計が高い方が勝ちます。
フラッグは勝ったプレイヤーの手前へ。

また、一方の勝ちが明確に証明できる場合は、カードが揃っていなくてもフラッグの確保が可能です(例えば、一方がウェッジを揃えているが、もう一方は2枚置いた時点でホストが確定している)
その後、フラッグは確保したプレイヤー側に移動させておきます。
戦術カード

戦術カードは部隊カードの代わりに配置できるカードで、山札からカードを引くタイミングで獲得することができます。
それぞれ特殊な効果を持っており、ワイルドカードや部隊カードを移動させるものなど、ゲームに大きな影響を与えます。
ただし、戦術カードは相手が使った戦術カード+1枚までしか使用できません。
『バトルライン』レビュー
『バトルライン』のレビューです。
シンプルながら高い戦略性

『バトルライン』のゲームの流れは、交互にカードを1枚ずつ出していくという非常にシンプルなもの。
1度プレイすればルールを理解するのは安易でしょう。
ただし、どのカードをどこに配置するか、どのタイミングで役を揃えるかなど、プレイヤーの選択が勝敗に大きく関わります。
基本的にはカードの置き直しができないので、一手の重みが結構あるんですよね。
このように、ルールこそシンプルですが戦略性は非常に高いゲームです。
白熱する心理戦

『バトルライン』の醍醐味といえば、常に張り詰めている相手との駆け引きでしょう。
自分の手札や場のカードを見て、自分がどのフラッグを狙うべきなのか、また相手はどのフラッグを狙っているのかを推測する必要があります。
ゲーム中盤以降は常にお互いがにらみ合っているような状態です。
こういった緊張感があるからこそ、ゲームが終わったときは思わず「もう一回!」と言いたくなるんですよね。
この真剣勝負感を味わえるのは2人用ゲームならでは。
考えどころを増やす戦術カードたち

部隊カードの代わりに引ける戦術カードたち。
これらのカードのどれも強力な効果を持っており、ゲームに大きな影響を及ぼします。
特に、「脱走」や「裏切り」といった配置済みのカードを動かす戦術カードは、それまで考えていた戦略を大きく狂わすほどの威力。
戦術カードによって一発逆転も狙えるため、ゲームを複雑にしつつも良いスパイスになっています。
ただ、個人的には初回プレイのときはなくても良いかなという印象。戦術カード抜きでも十分に楽しめます。
カード運要素あり

『バトルライン』はプレイヤーの経験や実力が強く出る一方で、やはり引いたカードによって有利不利が決まることもあります。
部隊カードが60枚ある以上、狙ったカードを引くのは難しいです。
ただ、そういったランダム要素があるからこそ、ある程度カジュアルに楽しむことができます。
こういった運要素にいかに対応するかが、プレイヤーの腕の見せどころですね。
プレイ前にスリーブを付けよう

『バトルライン』は多くのカードを使うゲームです。
キズや汚れからカードを守るために、事前にスリーブを付けておきましょう。
サイズはホビーベース社のTCGハードがピッタリ。カード枚数が70枚なので、2つ買えば足ります。
また、スリーブを付けても問題なく収納可能です。
2016年版との違い
2016年に発売された『バトルライン』と比べると、2023年版は箱サイズがコンパクトになり持ち運びやすくなりました。
コンパクトとはいえ、スリーブを付けても問題なく収納できるサイズです。
また、コンポーネントのフラッグがポーン型からおはじきに変わりました。

この点は好みが分かれるかもしれませんが、わたし自身はプレイに何の影響もないため気にしていません。
いま購入するなら小型になった2023年版がオススメ。
まとめ

- 2人用ゲームの名作
- シンプルながら高い戦略性
- 白熱する心理戦
以上『バトルライン』を紹介しました。
名作だと言われる通り、非常に楽しめるゲームです。
ルール自体は全く難しくないのが良いですね。
1ゲーム30分ほどで終わりますし、2人で遊ぶことが多いなら持っておいて間違いないでしょう。