こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はダイスを使ったレースゲーム『キュビトス』を紹介します。
カードの代わりにダイスを構築していく新感覚のゲーム。
日本語版発売時にはかなり話題となった人気作です。
構築ゲー最高!
『キュビトス』ゲーム情報
ゲームタイトル | CUBITOS キュビトス |
デザイナー | ジョン・D・クレア |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | TUOPIC |
『キュビトス』概要
プレイヤーはランナーとなり、キューブカップ・レースに参加します。誰よりも早いゴールを目指すのです。
ダイスを使ったレースゲームで出た目を利用してコースを進んだり新たなダイスを獲得したりします。
ジャンルはレース、デッキ構築ですね。
デッキ構築とはいえ使うのはカードではなくダイスなのが特徴です。
『キュビトス』ゲーム終了と勝利条件
1人のプレイヤーがゴールへ到達するとゲーム終了。
ゴールしたプレイヤーの勝利です。
ちなみに同時にゴールした場合は、よりゴールから先のマスへ進んでいるプレイヤーの勝ちになります。
『キュビトス』準備&ゲームの流れ
『キュビトス』の準備とゲームの流れです
準備
テーブルにレーストラックのボードとファントラックを広げ、プレイヤーコマを置いておきます。
レーストラックは両面のものが2枚、つまり4種類あるので好きなコースを選びましょう。
8色のダイスとそれぞれに対応するカードを並べます。初プレイ時は説明書通りに組み合わせるといいでしょう。
各プレイヤーに
- プレイヤーボード
- フェイズトークン
- 開始時ダイス9個
を配ります。
クレジットとドロートークンを取りやすいところに置けば準備完了。
ゲームの流れ
ロールフェイズとランフェイズを交互におこないます。
ロールフェイズ
決まった数のダイス(初期は9個)を手に取り、全プレイヤー同時にロールします。
ヒットしたダイスをアクティブゾーンへ、残りはそのまま置いておきます。
※ヒット:マークが書かれている面が出た
その後ロールを続けるか降りるかを選びます。
ロールを続けるならヒットしていないダイスを振り直します。
この際、全てのダイスがヒットしなければバースト。
※バースト:全てのダイスをトラッシュゾーンへ。つまりこのラウンドは何もできない
ただし、バースト時の救済としてファントラックを進めることができます。これを進めるとクレジットがもらえたりドロー数が増えたりと様々な恩恵が受けられます。
全員が降りたらランフェイズへ。
ランフェイズ
ランフェイズでは
- 出目の処理:能力を使ったりお金や歩数の確定する
- マップ移動:歩数分マップを移動する
- ダイス購入:お金を使ってダイスを購入する
を順番におこないます。
ここは同時進行ではなく順番におこなった方が分かりやすいでしょう。
出目の処理
ヒットしたダイスの処理をおこないます。
能力が使えるダイスがあればそれの使用。
その後、このラウンドはいくらのお金があるか、何歩移動できるのかを確定させます。
マップ移動
確定させた歩数分マップにあるコマを動かします。
移動し終えたマスに報酬が描かれてればそれを得ることが可能。
ちなみに4金払うごとに1歩になるため覚えておきましょう。
ダイス購入
お金を使ってダイスの購入をおこないます。
買えるのは2個まで。また一度に同じダイスを買うことはできません。
購入したダイスは一旦トラッシュへ送られます。
ラウンド終了処理
ラウンド終了時にこのラウンドで使ったダイスを全てトラッシュ。
次ラウンドに備え、決まった数のダイスをドローゾーンから手に取ります。
この時ダイスが足りなければトラッシュゾーンのダイスを全てドローゾーンへ移します。
つまり購入したダイスはこのタイミングで使えるのです。
この辺りは一般的なデッキ構築と同じですね。
以上を続けていき、一人のプレイヤーがゴールすればゲーム終了です。
『キュビトス』レビュー
『キュビトス』のレビューです。2人で数回プレイしました。
ダイスがいっぱい振れて楽しい
ダイスをじゃらじゃらといっぱい振れるのはやはり楽しいですね。
最初から9個もの数が振れ、ゲームの進め方によってはどんどん増やすことも可能。
カラフルなダイスを一気に振るのは爽快です。
ただ散らばりまくるため、プレイの際にはダイストレイは必須です。
最低限2つは用意しておきましょう。
おすすめなのは折りたたみ式のもの。ゲームと一緒に収納することができます。
リプレイ性が高い
各色ダイスに対応したカードが7種類あり好きな組み合わせでプレイができます。
さらにマップが4種類あるので、同じカードであっても使い勝手が変わります。
このように無限の組み合わせを作ることができ、同じようなゲーム展開になりにくいためリプレイ性が非常に高いです。
説明書に書かれている組み合わせにすると、うまい具合にコンボができるのでおすすめ。
はじめは説明書通り、慣れてきたらランダムで選んでも楽しそうです。
最後まで勝敗が分からないゲームシステム
レースゲームってある程度の差をつけられると勝ちが分かってしまいます。
しかし『キュビトス』はシステム的に最後まで勝敗が分からないようになっています。
なぜなら後ろにいるほど多くのダイスを振れるからです。
先頭のコマから離れているほど振れるダイスが増えるルールがあるため、差がついていても一気にゴールまで辿り着ける可能性があります。
そもそもゴール手前であってもダイス目が悪いと進めませんからね。
盛り上がるようにうまく調整されています。
運要素が強い
ダイスを使うゲームなのでどうしても運要素は強くなります。
いくら救済措置があるとはいえ何度もバーストするとまず勝てません。
ダイスの質を上げても運が悪ければ思うようにプレイできないです。
ガチガチの対戦には向いていないですね。カジュアル寄り。
初心者と経験者の差が生まれにくいとも言えるため、そこは良いポイント。
まとめ
- ダイスがいっぱい触れる
- リプレイ性が高い
- 運要素が高い
以上が『キュビトス』でした。
やはりデッキ構築ゲームは面白いです。
拡張も出しやすそうなので今後が楽しみですね。
それではノシ
ボードゲームキュビトス 日本語版 (Cubitos)