こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は大人気ドラフトゲーム『イッツアワンダフルワールド』の拡張『荒廃と隆盛』を紹介します。
ややこしいルール追加なし、それでいて戦略の幅が広がる。
まさに正統派の拡張です。
個人的には必須級。
早くBGAにきてくれ～
- 『イッツアワンダフルワールド』が好き
- 戦略の幅を増やしたい
- ややこしくしない程度に拡張が欲しい
『荒廃と隆盛』ゲーム情報
| ゲームタイトル | イッツアワンダフルワールド 荒廃と隆盛 |
| デザイナー | Frédéric Guérard |
| プレイ人数 | 1～7人 |
| プレイ時間 | 45分 |
| 対象年齢 | 14歳以上 |
| 販売元 | engames |
『荒廃と隆盛』拡張要素
『荒廃と隆盛』で新たに追加された要素は
- C＆Aカード
- ペアコンボ
- 荒廃
の3つです。
あと今回から最大7人までプレイできるようになりました。
C＆Aカード
本拡張で追加されたカードたちで、全56枚あります。
プレイヤーにカードを配る際、基本のものに加えてC＆Aカードも配ります。
ドラフトの際どちらを選んでもかまいません。
慣れしたんだカードを取るのもよし。新要素に触れてみるもよし。
裏面が異なるので見分けがつくようになっています。
ペアコンボ
ペアコンボはあらたな勝利点となる要素です。
指定された組み合わせ1つにつき、大きな勝利点を得られます。
基本セットではコンボ勝利点は最大でも×3点まででしたが、今回は×12点まであります。
片方だけを集めても点数にはならないので注意！しっかりとペアで集めましょう。
荒廃
荒廃は特定の資源の産出を減らします。
斜線で描かれている資源が荒廃するもので、製造フェイズのとき荒廃アイコン1つにつき、その資源の産出量が減ります。
特定の資源を減らす分、コストが安かったり他の選出量が大きく伸びたりするのです。
もともとの産出が0であっても、そこからマイナスになることはないのでご安心を。
『荒廃と隆盛』レビュー
『荒廃と隆盛』のレビューです。
基本に慣れたあと導入しました。
ややこしい追加ルールがなくて導入しやすい
今回追加されたペアコンボと荒廃はどちらも非常に分かりやすいルールです。
ペアコンボは最終的な点数に反映されるだけ。荒廃は産出量が減るだけ。
基本ルールさえ分かっていればすぐに理解できます。
なんならプレイ2回目から導入してもよいレベルであり、かなり理想的な拡張といえます。
ペアコンボで新たな戦略が生まれた
これまで『イッツアワンダフルワールド』の戦略といえば、青・黄・緑カードのいずれかを集めコンボで勝利点を得るのが主流でした。
どれかに狙いを定め、ドラフトで回ってきたらとりあえず取ってみたり。
ペアコンボの追加により集め方を工夫する必要が出てきました。
ペアコンボの片方だけを集めても点数にならないため、うまく両方とも集めなくてはいけません。
なかには今まで点数になりにくかった白カードも必要になります。
このように新たな戦略が生まれました。
従来通りのやり方じゃなかなか勝てません！。
荒廃で序盤の製造スピードアップ
荒廃は特定の資源の産出量を減らしてしまう分、コストが安かったり、ほかの資源の産出量を大きく伸ばせるのが特徴です。
このため序盤から製造をどんどん進めていけます。
序盤につまづくと厳しいものがありましたからね。これはうれしいです。
産出を減らすといってもマイナスになることはないので、あまり使わない初期資源（B面の緑など）を減らして白や黒の産出量を増やしましょう。
便利な得点計算ボード付き
今回の拡張で入っている得点計算ボード。これすごく便利なんです。
基本セットでは得点計算は付属の用紙を使っていました。
ただ消耗品なので使うのがもったいないんですよね。
わたしはコピーを作って原本はなるべく使わないようにしてました。なんせ何度も遊ぶゲームですので。
ただ今回のようなボードなら書いて消してをくり返せるため、そういったもったいない精神が出てくる心配ナシ！
あと結構サイズもあって見やすいのも良いです。
まとめ
- 分かりやすい追加ルール
- ペアコンボで新たな戦略が生まれた
- 荒廃で序盤のスピードアップ
以上が『荒廃と隆盛』でした。
ホントにいい拡張で、『イッツアワンダフルワールド』が楽しめたなら絶対おすすめです！
BGAに追加されるのが待ち遠しい……。
それではノシ
『イッツアワンダフルワールド』の基本ルールとレビューはこちらから↓
