こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は怪しげな釜がグルグル回る『ワーリング・ウィッチクラフト』を紹介します。
生み出した資源を相手に押し付ける新感覚ドラフトゲーム。
1プレイのゲーム時間が短く、思わず「もう一回!」と言ってしまいます。
定番ゲームになる予感
『ワーリング・ウィッチクラフト』ゲーム情報
タイトル | ワーリング・ウィッチクラフト |
デザイナー | Erik Andersson Sunden |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | ケンビル |
『ワーリング・ウィッチクラフト』概要
プレイヤーは魔女となり大釜を使って材料を生み出します。
生み出した材料を宿敵である他プレイヤーに押し付け、吹き飛ばしてしまうのです。
ゲームはカードをドラフトして資源を増やしていく流れ。
ジャンルはドラフト、拡大再生産ですね。
『ワーリング・ウィッチクラフト』ゲーム終了と勝利条件
魔法円内に5個以上キューブが溜まったプレイヤーがいればゲーム終了。
5個以上溜まったプレイヤーの勝利です。
該当プレイヤーが複数人いる場合は種類数や作業場のキューブの数で勝者が決まります。
『ワーリング・ウィッチクラフト』準備&ゲームの流れ
『ワーリング・ウィッチクラフト』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
各プレイヤーに
- プレイヤーボード
- 調合法カード4枚
- 魔女カード2枚
- アルカナマーカーとトラックカード
- サマリー
を配ります。
魔女カードは2枚の内1枚を選び、裏面に記されている材料キューブを受け取りましょう(初プレイ時は「見習い」推奨)
テーブルに材料キューブ5種と山札を置いておきます。
以上で準備完了。
ゲームの流れ
『ワーリング・ウィッチクラフト』は以下2つのフェイズをゲーム終了まで続けます。
- 習得フェイズ
- 調合フェイズ
なお基本的に同時処理で進みます。
習得フェイズ
習得フェイズでは3つのステップを順番におこないます。
①調合法カードを出す
配られた4枚のカードから1枚を選び、裏向きで置きます。
カードによっては上下反対に置くことが可能。
②カードを公開する
先ほど置いたカードを表返し他プレイヤーに公開します。
③アルカナを解決する
カードにアルカナアイコンが記されているなら、アルカナトラックのマーカーを進めます。
マーカーが偶数マスに到達したとき、アルカナの効果を使うことが可能。
アルカナの効果は以下の通り
- 秘薬:大釜に任意のキューブを1個置く
- カラス:作業場内のキューブを2個まで取り除く
- 魔術書:キューブを1種類選ぶ。支払いの際そのキューブは共通サプライから使える
効果が使えるタイミングは偶数に到達したときのみ。使わないと破棄されます。
調合フェイズ
調合フェイズでは4つのステップを順番におこないます。
①材料を生み出す
場に出したカードを使い材料キューブを生み出します。
上側がコスト、下側が生み出されるキューブです。
コストは自分の作業場、もしくは生み出したキューブから払うことが可能。
生み出したキューブは大釜の上に乗せます。支払ったものは共通サプライへ。
②大釜を渡す
手元にある大釜を右隣プレイヤーに回します。
その後、隣から渡された大釜に乗ったキューブを自分の作業場に置いていきます。
このとき作業場の上限を超えてしまったキューブは左隣プレイヤーの魔法円へ。
③勝者を確認する
溢れたキューブが5個以上あるプレイヤーがいるか確認します。
いる場合はゲームが終了しそのプレイヤーの勝利。いない場合は次のステップへ。
④手札を渡す
残っている手札すべてを左隣プレイヤーに渡します。
その後、手札が4枚になるよう山札からドロー。
次のラウンドが始まります。
以上を続け、勝者が決まればゲーム終了です。
『ワーリング・ウィッチクラフト』レビュー
『ワーリング・ウィッチクラフト』のレビューです。2人で数回プレイしました。
新感覚のドラフトゲーム
産み出した資源をプレイヤーに押し付けるという新感覚のドラフトゲーム。
適当な色のキューブを送ってしまうと逆に利用されるため、しっかり考える必要があります。
ただ送ることばかり考えていたら、いつの間にか自分の作業場からキューブが溢れていたなんてことも……。
自分が欲しいカードを取るか、それともカットするか、従来のドラフトのようなジレンマがしっかりあるのもGOOD!
このようにインタラクションがありまくりのゲームです。非常にわたし好み。
「もう1回」と言いたくなる
『ワーリング・ウィッチクラフト』は唐突にゲームが終了します。
場合によっては1ラウンドで一気に5個以上のキューブが溜まって終わることもあるのです。
勝ちが見えてきたときに勝利を横取りされると非常に悔しい!思わず「もう一回!」と言ってしまいます。
慣れてきたら1ゲーム15分ほどで終わるため何度もできてしまうんですよね。
わたしの経験上、1プレイで終わったことはありません笑
ダウンタイムが少ない
基本的に同時処理でゲームが進むため、ダウンタイムはほとんどありません。
ドラフトは一斉に、キューブの生み出しはみんな黙々とおこなっていきます。
順番を決めて処理したい場面あっても、カード毎に優先番号が振られているのでゲーム進行速度が落ちることもほぼナシ。
製作者からこのような配慮がされているのはありがたいです。おかげでストレスなく進みます。
最初にプレイするゲームにピッタリかと。
魔女カードの強弱がある
プレイヤーに配られる魔女カードに強弱があると感じました。
クセが強い魔女カードは上手くカードが噛み合わないと勝利は難しく、逆にシンプルな効果なほど強い印象。
このあたりは拡張での調整に期待したいところです。
気になるなら「見習い」でプレイし続けてもいいかも。このカードもクセがなく使いやすい。
まとめ
- 新感覚のドラフトゲーム
- もう一回!と言いたくなる
- ダウンタイムが少ない
以上が『ワーリング・ウィッチクラフト』でした。
ネットで話題になっているだけあってかなり楽しめます。
「ドラフト」+「拡大再生産」+「インタラクション」=すごく面白い
今後の定番ボードゲームになること間違いなし。
大変人気作のため市場に出回っているうちに買っておいたほうがいいでしょう。
それではノシ
開封の様子はこちら↓