こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はデッキ構築ゲーム『クランク!』を紹介します。
デッキ構築×探索×チキンレースのようなゲーム性。
盛り上がること間違いなしです。
キューブを引く時のドキドキ感
『クランク!』ゲーム情報
ゲームタイトル | クランク! 完全日本語版 |
デザイナー | Paul Dennen |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 13歳以上 |
販売元 | アークライトゲームス |
『クランク!』概要
プレイヤーは盗賊となり、宝物があるダンジョンを探索します。
ダンジョンで眠っているドラゴンに気付かれると攻撃されるため、なるべくに物音を立てないようにしなければなりません。
ちなみにタイトルになってるクランク!とはカチャカチャといった物音のことです。
ゲームジャンルはデッキ構築ですね。あとチキンレースの要素もあります。
『クランク!』ゲーム終了と勝利条件
1人のプレイヤーが地上へ戻ってから4周するとゲーム終了。
脱落していないプレイヤーのなかで一番得点が高いプレイヤーの勝利です。
『クランク!』準備&ゲームの流れ
『クランク!』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
各プレイヤーに
- プレイヤーコマ
- キューブ
- 初期デッキ
を配ります。
コマとキューブは好きな色を選びましょう。初期デッキは全プレイヤー共通です。
テーブルにゲームボードを広げ、指定の位置にアーティファクトやアイテムを置いておきます。
アイテムはすべて裏向きでランダム配置。
カードは常備カードとダンジョンデッキの2種類があり、ダンジョンデッキはシャッフルして上から6枚を並べます。
ドラゴンキューブを袋に入れて準備完了です。
ゲームの流れ
プレイヤーは手番に手札すべてを使って以下のことができます。
- ダンジョンを移動する
- カードの獲得および仕掛けの使用
- モンスターと戦う
- 買い物をする
それぞれ説明します。
ダンジョンを移動する
出したカードのなかにブーツのマークがあれば、その分ダンジョンの移動ができます。
基本的にアイコン1つにつき1進めますが、アイコンが2つ分必要な道があったり止まる必要があるマスもあるため要確認。
カードの獲得および仕掛けの使用
スキル(お金のようなもの)および金貨を使用して、カードの獲得や仕掛けの使用ができます。
- カードの獲得:青色のカードを獲得し自分の捨て札に加える
- 仕掛けの使用:紫色のカードで獲得はせず即座に書かれている効果を適用する
これらはリソースさえあれば何度もおこなえます。
カードの獲得や使用をおこなった場合ターンの終わりにダンジョンカードが6枚になるよう補充しましょう。
モンスターと戦う
赤のカードがモンスターです。
右下の剣アイコン以上のリソースを持っていれば倒すことができ、即座に報酬が得られます。
剣アイコンはカードやダンジョン内のボーナスで手に入れられます。
初期デッキには入っていないため自分から集める必要あり。
ちなみに常備カードのゴブリンは何度でも倒すことが可能です。
買い物をする
手元にある金貨を使って買い物ができます。
買い物するには市場まで自分のコマを進める必要あり。
買えるアイテムにはアーティファクトを複数持てる袋や一部の入れないマスに入れる鍵など様々。
またアイテム自体に勝利点あります。
手番終わりに使用したカードをすべて捨て札に置き、山札から5枚引きます。
このとき山札が4枚以下なら捨て札をリシャッフルし、あらたな山札とします。
クランク!
タイトルにもなっているクランク!
これは「カチャッ」というような物音を意味します。
出したカードに「クランク!+○」と書かれている場合、自分のキューブをノイズエリアに置きます。
置かれたキューブ分、音を立ててしまったということですね。
このキューブが貯まりすぎると後述するドラゴンからの攻撃を受ける確率が上がります。
ドラゴンの攻撃
ダンジョンカード補充のタイミングでめくったカードにドラゴンのアイコンがある場合、ドラゴンの攻撃がやってきます。
ただちにノイズエリアにあるキューブを袋にいれ、決まった数のキューブを引きます。
このとき、自分のキューブが引かれたプレイヤーはその分のダメージを負うのです。
プレイヤーの初期ライフは10で、これを超えてしまうと脱落になります。
ダンジョン深部で脱落すると得点計算に参加できなくなってしまいます。
アーティファクト
プレイヤーの目指すべきもの、それがアーティファクトです。
それぞれ点数が異なっており、奥へ進むほど点数の高いものが眠っています。
基本的に持てるアーティファクトは1人につき1つまで。
アーティファクトを取るほどドラゴンの怒りを買い、攻撃の際に引かれるキューブの数が増えていきます。
ゲーム終了フラグ
アーティファクトを持ったプレイヤーが地上まで戻ると、ゲーム終了が近づきます。
以降そのプレイヤーの手番になる度にドラゴンの攻撃がおこなわれ4週目にゲーム終了。
地上へ戻れたプレイヤーおよびダンジョンの上半分にいたプレイヤーだけで点数計算をおこないます。
終了時にダンジョンの下半分にいたプレイヤーは得点計算に参加できません。
ちなみに地上まで戻れたプレイヤーはボーナスとして20点得られます。
得点計算
ダンジョン内で手に入れた
- アーティファクト
- アイテム
- カード
- 金貨
- ボーナス
これらを合算して、一番得点が高いプレイヤーの勝利です。
『クランク!』レビュー
『クランク!』のレビューです。主に4人で数回プレイしました。
デッキ構築が楽しい
『クランク!』の楽しさはデッキ構築をすることに詰まっています。
全プレイヤー同じデッキからスタートし徐々に自分だけのデッキを組んでいく。これぞデッキ構築の醍醐味。
自分なりのコンボを考え、それが上手くハマったときが最高ですね。
デッキ圧縮の手段が他のデッキ構築ゲームと比べて少ないため、獲得するカードはよく考えましょう。
リプレイ性が高い
何種類もあるダンジョンカードとアイテムのランダム配置によりリプレイ性がかなり高いです。
特にカードはシャッフルされた山札の上から補充されていくため、同じ展開になることはまずないでしょう。
手札によって取れる戦略も変わってきます。
またゲームボードは両面仕様になっており、表面に飽きたら裏面を楽しむことができます。
裏面は難易度が高めになっていてやりごたえ抜群です。
いつ引き返すかのチキンレース
全プレイヤーが獲得を目指すアーティファクト。
ダンジョンの奥へ進むほど高得点のアーティファクトが眠っています。
それ以外にも至るところに得点となるアイテムがあり、ついつい探索を進めていきたくなります。
ただし欲張りすぎてダンジョン下半分でライフ0になると水の泡に……。
早々に地上に戻る人、奥深くまでダンジョンを潜る人、プレイスタイルは人によって様々。
この辺りはかなり性格が出ますね。駆け引きが非常に楽しいです。
いつ地上を引き返すかの判断はホントに重要。
運要素は強め
『クランク!』には2つの運要素があります。
1つ目は並べられるカードの具合。めくられるダンジョンカードは完全にランダムなため、狙った構築を組むのは難しいです。
2つ目はドラゴンの攻撃。袋に自分のキューブが少ないときでも出るときは出ます。
さっきまでライフに余裕があったのに一撃でピンチに陥ってしまうことも……。
このように運要素が多めなのでガチ対決には向いてません。ワイワイ盛り上がりながら楽しむゲームですね。
『クランク!』をプレイする前に
『クランク!』は何度もシャッフルをするゲームです。
プレイする前に必ずスリーブに入れておきましょう。
カードを汚れや傷から守ることができ、シャッフルも格段にしやすくなります。
わたしが使っているのはホビーベースのTCGハード。
50枚入りで程よい固さ。サイズも問題ないです。
ちなみにスリーブに入れても問題なく箱に収めることができます。というかこっちの方がピッタリ。
全部のデッキ構築ゲームがこうだったらいいのにね……。
まとめ
- デッキ構築が楽しめる
- リプレイ性が高い
- 運要素は強め
以上『クランク!』を紹介しました。
同じくデッキ構築ゲームの『ドミニオン』と比べると、運要素が強めで決まってカードコンボはあまりないため気軽さはこちらが勝っています。
様々な拡張も発売されていて、長く遊べること間違いなしなのでぜひ遊んでみてください。
それではノシ