こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は競りゲームとして人気が高い『QE』と『ラー』の2作品を比較をしていきます。
同じジャンルかつゲームシステムも競りでタイルを集めて得点にする部分が共通しています。
これらはどんな違いがあるのか、おすすめポイントはどこかをまとめました。
購入の参考になれば幸いです。
あまり選択肢が多くない競りゲー
『QE』とは
タイトル | QE |
デザイナー | Gavin Birnbaum |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | サニーバード |
プレイヤーは経済危機に直面した国家代表として、さまざまな企業に金銭的支援をおこないます。
なんとかこの危機を乗り越えるのです。
ゲームの流れはめくられたタイルを競り落として集めていき、最終的に集めたタイルで得点計算をおこないます。
ただしお金を使いすぎたプレイヤーは破産となり即脱落。
『ラー』とは
タイトル | ラー RA |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 45~60分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
販売元 | ニューゲームズオーダー |
プレイヤーは古代エジプトの歴史の中、三時代を通じて自らの力と名声の広がりを目指します。
手元のコインを使い得点源となるタイルを獲得していくゲームです。
どのタイミングで競りを始めるか、どの値で競り落とすかなど考えどころが多いゲーム。
内容物の違い
コンポーネントの数は『ラー』が多め。特にタイルの数がもの凄い。
競りで使うものは『QE』がボードとペン、『ラー』が木製の駒とかなり違います。
得点計算では『QE』は直接ボードに書き込み、『ラー』は専用のマーカーを使います。
ゲーム準備の時間は両方とも5分くらいです。短い。
ゲーム終了と勝利条件
競り勝って獲得したタイルから得点計算する部分は共通。
どちらもセットコレクション要素があり、特定の集め方をすることで高得点になるのも同じです。
大きな違いは脱落要素の有無でしょう。
『QE』では一番お金を使ったプレイヤーは脱落となり、得点計算に参加できなくなってしまいます。
『ラー』にはそのような要素はありません。
これに盛り上がりを感じるか、つまらなさを感じるか。
幸いゲーム途中で脱落することはないため脱落プレイヤーが暇することはないです。
ゲームの流れ
『QE』は主催者が順番で回っていき手番にすることはタイルに競り値をつけるだけ、とかなりシンプルな内容。
非常にルールが覚えやすくボドゲ初心者でも遊びやすいです。
一方『ラー』は必ずしも手番に競りをおこなうわけではなく、常に3択から選んでいきます。
競りを始めるタイミングなど複雑さはありますが戦略性は高め。
競りのやり方
一番の違いは入札額が公開されているかどうか。
『QE』では主催者以外には入札額が隠されています。
つまりタイルがいくらで落札されたのか他プレイヤーは分からないのです。
一方『ラー』は入札額どころか持っている駒の数字すら公開されています。
盛り上がりは『QE』、戦略性は『ラー』といった感じ。
得点計算
得点計算は『QE』が圧倒的に楽です。
獲得したタイルをもとに個人ボードにチェックを入れていくだけ。種類も多くないのですぐに終わります。
得点がボードに直接書き込めるのもGOOD。
一方で『ラー』の得点計算は各ラウンド終了時におこなわれるため若干面倒。
しかもタイルによって扱いが変わるため常に点数表とにらめっこ状態です。
ただ一度覚えてしまえばいろいろな勝ち筋が見えてきて楽しめます。
どっちがおすすめ?
以上『QE』と『ラー』の比較をおこないました。
ではどちらがおすすめかと言うと、個人的には『QE』に軍配があがります。
わたし自身が競りゲームに慣れてないのもあり、より気軽に遊べるのがありがたい。
実際、『QE』はボドゲ初心者からのウケがかなり良い印象です。
脱落要素もパーティーゲーム感があって楽しめるかと。人狼ゲームみたいな途中脱落ではないですし。
もちろん『ラー』もボドゲに慣れているメンバーなら楽しめる作品です。
どちらを買うか迷ったときには
- シンプルさと盛り上がりを求めるなら『QE』
- 戦略性が高いガチガチの競りを楽しむなら『ラー』
以上を基準に選べば間違いないでしょう。
どちらのゲームも競りを楽しむなら大変おすすめのゲームなので、この記事が参考になれば幸いです。
それではノシ