こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は銀河を駆け巡り自身の星間国家を発展させていく『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』を紹介します。
全プレイヤーが同時にアクションを進めていくゲーム。
システムのおかげで快適なプレイが味わえます。

BGAでもよくプレイしています
- プレイヤー同士の駆け引きを楽しみたい
- ダウンタイムが少ないゲームを探している
- サンファン2、プエルトリコが好き
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』ゲーム情報

タイトル | レース・フォー・ザ・ギャラクシー 第二版 |
デザイナー | Tom Lehmann |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
販売元 | ホビージャパン |
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』概要

『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』では、プレイヤーは自身の宇宙帝国を築き上げることを目指します。
そのために惑星への探査や移住、技術の発展をおこなうのです。
ゲームはバリアブルフェイズオーダーシステムを採用したカードゲーム。
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』ゲーム終了と勝利条件
- VPチップが全て獲得される
- 1人のプレイヤーが12枚以上のカードを出す
以上2つのいずれかが満たされるとゲーム終了。
カードとチップの勝利点を合計し、一番得点の高いプレイヤーが勝利。
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』準備&ゲームの流れ
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
各プレイヤーに
- アクションカード 7種
- 初期ワールドカード 1枚
- ゲームカード 6枚
を配ります。

その後、配られたゲームカード6枚の内4枚を手札として選び、残り2枚は捨て札へ。
余ったカードを山札にしてプレイ人数分のVPチップを用意したら準備完了。
ゲームの流れ
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』ではバリアブルフェイズオーダーが採用されています。
したがって、手番が存在せず選ばれたフェイズを同時に処理をするという流れです。
ラウンド始めに各プレイヤーは手元のアクションカードを1枚を選び裏向きでセットします。

その後、同時にカードを公開して選択されたフェイズを順番に処理していきます。

フェイズは以下の通り。上から順番に処理します。
- 探査……山札からカードを引く
- 発展……デベロップカードを出す
- 移住……ワールドカードを出す
- 消費……製品を消費する
- 生産……製品を生産する
このとき、選ばれなかったフェイズはラウンド内ではおこなわれません。
また、各アクションカードを出したプレイヤーにはボーナスがあります。
例えば、「探査」を出したプレイヤーはより多くのゲームカードを引ける、「発展」を出したプレイヤーは通常よりコストが軽減されるという感じ。
選ばれたフェイズを全て処理したらラウンド終了。ゲーム終了まで同じ流れでラウンドをおこないます。
発展と移住
「発展」ではデベロップカード、「移住」ではワールドカードをコストを支払って出すことができます。

コストは必要枚数分の手札を捨てることで支払えます。
ただし、赤枠のワールドカードは手札ではなく軍事力が必要です(軍事力はゲームカードの効果で累計される)

基本的にゲームカードには何らかの効果があり、対応するフェイズで効果を発揮します。
消費と生産
色が付いているワールドカードは「生産」によって製品を産むことができ、それを「消費」でVPチップやゲームカードに変換します。

製品を消費するためには消費の効果を持つゲームカードが必要です。
つまり、製品を持っているだけでは消費することはできません。
ただし、「消費:交易」のアクションカードを出しているなら各製品の種類に応じたレートで売却が可能です。

ゲーム終了と得点計算

- VPチップが全て獲得される
- 1人のプレイヤーが12枚以上のカードを出す
以上2つのいずれかが満たされたラウンド終了時にゲーム終了。
各プレイヤーの場にあるカードの得点とVPチップを合計し、一番得点の高いプレイヤーが勝利です。
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』レビュー
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』のレビューです。主に4人でプレイしました。
どのアクションカード出すかの駆け引きが楽しい

『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の一番楽しい部分と言えば、プレイヤー間の「どのアクションカードを出すべきか」の駆け引きでしょう。
ボーナスを除けば全プレイヤーが同じアクションをおこなうため、自分が最も得をするアクションは何かを考えてカードを出します。
ただし、自分のことばかり考えていると他プレイヤーに大きなアドバンテージを与えてしまうことも。
他プレイヤーの場や手札の枚数から次に出しそうなアクションカードを予想しゲームを進める、この駆け引きが非常に楽しめました。
ゲームに慣れるほど駆け引きも上手くなってくるので、何度もプレイしたくなるゲームです。
短いプレイ時間の中に様々な戦略あり

慣れたプレイヤー同士だと15分ほどでゲームが終わる『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』ですが、戦略の幅はかなり広いと感じました。
まず、初期ワールドと手札の組み合わせによってどのゲームカードを出すべきかが毎回変わります。
また、ゲーム終了条件が2通りあるため、ゲームカードの得点を重視するか、それてもVPチップを重視するかの戦略もあります。
あとは、前述したプレイヤー間の駆け引きによってするべきアクションも変わってくるのです。
このように、プレイ時間こそ短いですが状況によって様々な戦略があり、ゲームが終わったあとは大きな満足感を味わえます。
ダウンタイムがなくサクサク進む

『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』はバリアブルフェイズオーダーを採用しているおかげで、ダウンタイムがほとんどなくサクサクとゲームを進められます。
前述しましたが、慣れたプレイヤー同士だと1ゲーム15分程度でプレイすることができます。
長いダウンタイムはダレる原因にもなりますし、短いに越したことはないですね。
もちろん、他プレイヤーの状況を見ながらアクションをおこなうため、しっかりとインタラクションも楽しめます。
ルール把握に少し時間が掛かる

『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』で使うカードの効果はほとんどがアイコン表記であるため、ルールを把握するのに少し時間が掛かります。
初プレイ時は何度もルールブックを確認することになるでしょう(実際わたしがそうでした)
逆に、アイコンが何を記しているか覚えてしまえば一目で効果が分かるようになるため、非常にスムーズにゲームを進められます。
幸い、プレイ人数分のサマリーは用意されてあるので、ゲームに慣れるまではサマリーを手元に置いてルール間違いがないようゆっくりプレイしましょう。
プレイ前にスリーブを付けよう

『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は多くのカードを使うゲームです。
汚れやキズからカードを守るため、プレイ前にスリーブを付けましょう。
サイズはホビーベース社のTCGハードがピッタリ。
本作はカードが156枚あるので、4つ用意しておけば足ります。
まとめ

- どのカードを出すかの駆け引きが楽しい
- 短いプレイ時間だが戦略の幅は広い
- ダウンタイムがほとんどない
以上『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』を紹介しました。
元々『サンファン2』や『プエルトリコ』が好きなので、本作も思った通りドハマりしました。
やはり、ヴァリアブルフェイズオーダーは偉大な発明ですね。
本作は拡張も数多く登場してますし長く楽しめそうです。
それではノシ