こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はあの大人気ゲームのダイス版『テラフォーミング・マーズ ダイスゲーム』(以下『ダイスゲーム』)を紹介します。
資源のやりくりがダイスになった本作。
本家より手軽に楽しむことができます。
テラフォ好きなら絶対ハマる
『ダイスゲーム』ゲーム情報
タイトル | テラフォーミング・マーズ ダイスゲーム |
デザイナー | Jacob Fryxelius, Daniel Fryxelius |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | アークライトゲームズ |
『ダイスゲーム』概要
人気作『テラフォーミング・マーズ』がダイスゲームに。
本家同様、プレイヤーは火星開発プロジェクトを進める企業となり、より多くの貢献を目指します。
専用ダイスとカードを駆使して得点を稼ぐゲームです。
ジャンルは拡大再生産、ダイス。
『ダイスゲーム』ゲーム終了と勝利条件
海洋面積率、酸素濃度、気温のパラメーターのいずれか2つを上限まで満たすと終了の合図。
その後、手番を一周させてゲーム終了です。
ゲーム中の得点、カード、称号等を合算し一番高いプレイヤーの勝利。
『ダイスゲーム』準備&ゲームの流れ
『ダイスゲーム』の準備とゲームの流れを紹介します。
準備
ゲームボードを広げ、対応する箇所にタイルやマーカー、ダイスを配置します。
各プレイヤーに
- 企業カード 2枚
- プロジェクトカード 5枚
を配ります。
ダイス、カード、タイルはプレイヤーが取りやすいところへ。
ゲーム開始時に企業カードを2枚の内1枚選び、記された資源を受け取ります。
以上で準備完了。
ゲームの流れ
『ダイスゲーム』は手番制で、ゲームが終了するまで時計回りで手番が回ります。
プレイヤーが手番中にできるのは以下2つ。
- 産出ターン
- アクションターン
いずれかを選択して進めます。
産出ターン
産出ターンでは資源の産出やカードの獲得がおこなわれます。
流れは以下の通り。
- 手元のダイスを3個まで維持してそれ以外は破棄
- 任意の枚数の手札を捨てる
- 手札が5枚になるよう山札から引く
- 新たな資源の生産
- 使用済の青のプロジェクトカードが再び使えるようになる
資源の生産は企業カード+緑カードに描かれているダイスを取り、一斉に振ります。
そうして出た目が獲得した資源ということです。
このとき指定のダイスが在庫にない場合はワイルド・トークンを1つ獲得できます。
ワイルド・トークン
「?」が描かれているトークンのこと。
任意の資源として支払うことができます。主にアクションターンで使用。
アクションターン
アクションターンでは主にカードのプレイや資源を使ったアクションがおこなわれます。
まず補助アクションをおこない、その後メインアクションという流れ。
補助アクションでは
- 任意のダイスの獲得
- 資源を1つ払いダイスの出目に変える
- 資源を1つ払い山札からカードを2枚引く
- 青のプロジェクトカードを使用
のいずれかを1回おこないます。
その後のメインアクションでは
- カードのプレイ
- 2回目の補助アクション
- 気温資源を払い気温を上昇させる
- 水資源を払い海洋タイルを配置
- 植物資源を払い緑地タイルを配置
- 都市資源を払い都市タイルを配置
- MC資源を払い2VPを得る
- 青のプロジェクトカードを使用
のいずれかを1回おこないます。
VPを得た際にボーナスカードを獲得することがあります。
メインアクションを終えると手番終了。
ボーナスカード
プレイヤーのVPが「5」と「12」に到達したときに獲得できるカード。
手番終了時にボーナスカードを見て、好きなカードをプレイできます。
扱いは他のプロジェクトカードと同じ。
カードのプレイ
メインアクション時、カードの左上に記されたコストを払うことでプレイできます。
カードの種類は大きく分けて3種類
- 緑のカード:主に資源の産出量を上げる
- 赤のカード:グローバル・パラメーターの上昇、資源の獲得など
- 青のカード:アクションターンの選択肢の1つに使える
支払うコストはダイスの他、ワイルド・トークンも使用可能です。
タイル配置
ゲーム中に配置できるタイルは4種類。
- 海洋タイル:海洋予定地のみ配置可能。置くと2VP獲得
- 緑地タイル:置くと酸素濃度を上昇させ2VP獲得。都市タイルに隣接してたら追加で1VP
- 都市タイル:他の都市タイルに隣接しないように配置。2VP+隣接する緑地タイル分1VP獲得
- 特殊タイル:カードの効果によって配置可能
タイルを配置したところにダイスやカードか描かれていれば、ボーナスとして獲得できます。
得点計算
得点計算では
- ゲーム終了時点のVP
- カードの得点
- 称号
- 褒賞
以上を合算し一番高いプレイヤーが勝者です。
『ダイスゲーム』レビュー
『ダイスゲーム』のレビューです。主に2人でプレイしました。
ソロは未プレイ。
お手軽テラフォ
『テラフォーミング・マーズ』の面白さといえば、やはりゲーム内に様々な要素があること。
拡大再生産はもちろん、カードプレイやタイル配置、称号の早取りなどなど非常に遊びごたえがあります。
『ダイスゲーム』にもそれらの要素が入っており、様々なアクションが得点へと繋がります。
本家と比べてシンプルになっているため気軽にプレイすることが可能。
「テラフォやりたいけど時間がなぁ」って時にピッタリです。
出目の偏りが気にならない
ダイスを使うゲームって出目が偏って何も出来ない!って事態が起こりがち。
不思議と運に味方されない日ってありますよね。
ただ『ダイスゲーム』は補助アクションでダイス目を操作できるため、出目の偏りはそこまで気になりませんでした。
ワイルド・トークンで資源を補うこともできますし。
もちろん狙ったダイス目が出るに越したことはありませんが、偏ってもプレイングでフォローできます。
以上のことからダイス運は勝敗にそこまで影響しないなって印象。
スペースを取らない
『ダイスゲーム』で使うボードは1枚のみ。プレイヤーボードはありません。
本家なら4つ折りのメインボードと人数分のプレイヤーボードが必要なのを考えると、かなりコンパクトに済みます。
またカードも本家と比べ一回り小さいこともあり、省スペースでプレイ可能です。
細かなコンポーネントがないのもGOOD。
実際2人プレイなら、わたしが日用で使ってる80×60のテーブルでも十分足りました。
わざわざ大きなテーブルを用意しなくていいのはありがたい。
カードの運要素は強め
ダイス運は気にならないとお話ししましたが、カードに関しては運要素を感じました。
VPを稼ぐにはカードを使うのが一番効率が良いので、状況に合うカードを引きたいところ。
特に緑・青のカードはゲームを通して効果を発揮するのでいかに早めに引けるかが大事です。
ただカード枚数が多いので狙ってカードを引くのは難しい……。
産出フェイズで最大5枚のマリガンが可能ですが、それでも欲しいカードがくるとは限りません。
なので先を見通した戦略的なプレイよりも、引いたカードを上手く使う臨機応変なプレイが求められます。
以上のことからカードによる運要素は強めだと感じました。
『ダイスゲーム』をプレイする前に
『ダイスゲーム』は多くのカードを使用するゲームです。
長く遊ぶためにも事前にスリーブに入れるのをおすすめします。
ただしカードサイズが55×77と特殊なため、日本の大手スリーブメーカーに対応した商品がありません。
わたしはギリギリ許容できるものとして、ホビーベース社の「カードアクセサリ アーケード・アウターハード CAC-SL01」を使用しています。
ピッタリではありませんが、現状問題なくプレイ出来ています。
対応スリーブが発売されるのを期待するばかり。
あとダイストレイが1つあると便利です。
まとめ
- お手軽にできるテラフォ
- ダイスの偏りは気にならない
- カードの運要素は強め
以上『テラフォーミング・マーズ ダイスゲーム』を紹介しました。
本家をカジュアルにしてダイス要素を上手く組み込むのは流石。買って大正解です。
個人的にはアレスよりも好み。
テラフォ好きなら買って間違いないでしょう。
それではノシ
ボードゲームテラフォーミング・マーズ ダイスゲーム 日本語版(Terraforming Mars: The Dice Game)