こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はカードを使ってレースをおこなう『エルドラドを探して』を紹介します。
コマを進めるかカードを獲得するかのジレンマが楽しいゲーム。
コースのパターンが膨大で何度も遊べます。
目指せ黄金都市
『エルドラドを探して』ゲーム情報
タイトル | エルドラドを探して 新版 |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
販売元 | アークライトゲームズ |
『エルドラドを探して』概要
『エルドラドを探して』ではプレイヤーは探検隊のリーダーとなり、宝石や遺産が眠る黄金都市エルドラドを目指します。
計画をよく練り装備を整えて、黄金都市への一番乗りを狙いましょう。
ゲーム内容は手札を使ってコマの進行やデッキ構築を進めるというもの。
ジャンルはデッキ構築、レース。
『エルドラドを探して』ゲーム終了と勝利条件
いずれかのプレイヤーコマがゴールタイルに入るとそのラウンドでゲーム終了。
そのゴールしたプレイヤーの勝利です。同着の場合はゲーム内で獲得した障害タイルの数で勝者が決まります。
『エルドラドを探して』準備&ゲームの流れ
『エルドラドを探して』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
地形タイルを使ってコースを作ります。
組み合わせは自由ですが、慣れないうちは説明書通りにするのがオススメ。
市場カードはカード名毎に分け、一部を市場ボードに乗せます。残りのカードはボード外へ。
各プレイヤーに
- プレイヤーコマ
- 開始時探検カード8枚
- プレイヤーボード
を配ります。
カードはシャッフルして山札とし、上から4枚引いて最初の手札にします。
各プレイヤーコマをスタートマスに置いて準備完了。
ゲームの流れ
『エルドラドを探して』はラウンド制で時計回りに手番が回ります。
自分の手番になったら
- 手札のプレイ
- プレイしたカードを捨てる
- 手札の補充
以上を順番におこないます。
①手札のプレイ
手札のカードをプレイし、プレイヤーコマの移動とカードの購入をおこないます。
順番は移動→購入です。
移動
移動はプレイしたカードに対応したマスへプレイヤーコマを進行させます。
例えば、剣アイコンのカードをプレイすると、同じアイコンのマスへ進むことができます。
ただし、カードの処理は1枚ずつで、複数枚のカードを同時に使うことはできません。
また、すでに他のプレイヤーコマが置かれているマスには入れません。
進行先に障害タイルがある場合は、指定されたアイコンや条件をクリアしてそれを取り除きます。
取り除かれたタイルは条件を満たしたプレイヤーの手元へ。同時ゴールの際に使います。
移動が終わるとカード購入です。
カード購入
カードの購入は手札をお金としてプレイして、市場からカードを1枚獲得できます。
黄色のカードはアイコンに記されている数字分、それ以外のカードは1/2金として扱います。
購入できるカードは原則ボード上にある6種類のみ。ただし、ボードに空きがある場合はどのカードを買うことも可能です。
購入したカードは一旦捨て山へ。
移動をしなくともカード購入は可能ですが、購入してから移動はできません。
②プレイしたカードを捨てる
①でプレイしたカードを全て捨て山へ移します。
手札に残っているカードはそのまま残しておいても良いですし、捨て札にすることも可能です。
③手札の補充
手札が4枚になるように山札からカードを引きます。
このとき、山札がなければ捨て山をシャッフルして新たな山札を作ります。
ちなみに、②の終了時点で手札が4枚以上あるなら手札の補充はおこなわれません。
ゲーム終了
いずれかのプレイヤーコマがゴールタイルに入ったら、そのラウンドでゲーム終了。
そのゴールしたプレイヤーの勝利です。
同ラウンド内で複数のプレイヤーがゴールした場合は、手元の障害タイルが多いプレイヤーの勝利。それでも決着しない場合は、障害タイルの数字が最も高いプレイヤーの勝利となります。
『エルドラドを探して』レビュー
『エルドラドを探して』のレビューです。主に2人でプレイしました。
目的がシンプルで遊びやすい
『エルドラドを探して』は目的がシンプルなのが魅力の一つ。
誰よりも早くゴールに辿り着く、たったこれだけです。得点計算などはありません。
ゲームの流れ自体もカードを1枚出してコマを動かすというシンプルなもの。
カードの効果こそ把握しておく必要がありますが、そこまで複雑な効果を持つカードもないです。
このシンプルさのおかげで、ボードゲームに慣れていなくても比較的遊びやすいでしょう。
様々な形のコースを楽しめる
『エルドラドを探して』には特殊なものも含め地形タイルが計10枚あり、しかも全て両面仕様。
これらを好きに並び替えてプレイができるため、コースパターンは無限大です。
やはりレースゲームなので、コースの種類は多いに限りますね。
コースによってどのカードを獲得するべきなのかも全く変わります。
これが本ゲームのリプレイ性を向上させ、大きな魅力の部分になっているのです。
ただ、慣れてないうちは説明書通りに並べることをオススメします。バランスが良くて遊びやすいです。
移動か購入かのジレンマが面白い
移動と購入を同じ手札のカードでおこなうため、どちらを優先するべきかのジレンマが度々起こります。
ゴールするためにはコマの移動が必要不可欠ですが、移動にカードを使いすぎるとカード購入ができなくなります。
かと言って、購入を優先していると他プレイヤーに距離の差を付けられてしまうのです。
同着のことを考えると先行して障害タイルを取りたい、でも他プレイヤーに差を付けるために強力なカードも欲しい……。
『エルドラドを探して』ではこのようなジレンマが悩ましくも楽しい部分でもあります。
カードプールは狭い
『エルドラドを探して』にてゲーム中に獲得できるカードは全21種類(プロモ含む)
種類こそ多いですが、個人的にはカードプールの狭さを感じました。
と言うのも、ほとんどのカードは効果を持たず単純にコマを進めるためのカードなのです。
デッキ構築ゲームにありがちなデッキを回しまくって引き切り、と言ったカードコンボ要素はありません。
もちろん、いち早くゴールを目指すゲームなので仕方ないですが、ここが物足りなさを感じました。
ただ、これは拡張によって解消できる部分でもあります。
わたしと同様にカードプールの狭さを感じたら拡張の導入も良いでしょう。
まとめ
- 目的がシンプルで遊びやすい
- コースの組み合わせが膨大
- 移動と購入のジレンマが悩ましくも楽しい
以上『エルドラドを探して』を紹介しました。
デッキ構築ゲームの中では比較的カジュアルに楽しめる印象です。
カードプールは狭いですが、コースパターンが膨大にあるおかげでリプレイ性は高いです。
ゲームに慣れてきて、プレイするコースを自由に考えるときが一番楽しめるかもしれません。
それではノシ
プレイ前にスリーブに入れよう
『エルドラドを探して』はたくさんのカードを使いシャッフル回数も多いゲームです。
キズや汚れからカードを守るため、事前にスリーブに入れることをオススメします。
サイズはホビーベース社「ボードゲームサイズ・ハード CAC-SL103」がピッタリ。
全てのカードを入れるために2つ買っておきましょう。