こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はダイス運と戦略を両立させたゲーム『ベガスロイヤル』を紹介します。
シンプルなルールながら何度もプレイしたくなる魅力アリ。
完成度の高いゲームです。
ダイスじゃらじゃら楽しい
『ベガスロイヤル』ゲーム情報
ゲームタイトル | ベガスロイヤル Las Vegas Royale |
デザイナー | リュディガー・ドーン |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 45~60分 |
対象年齢 | 9歳以上 |
販売元 | メビウスゲームズ |
『ベガスロイヤル』概要
プレイヤーはラスベガスのギャンブラーとなり、さまざまなカジノでお金を勝ち取っていきます。
ダイスを振る→振り分ける を繰り返してゲームは進みます。
ジャンルはエリアマジョリティですね。
ゲーム中に用いるのはダイスとチップのみ、とシンプルな内容です。
『ベガスロイヤル』ゲーム終了と勝利条件
ラウンド制で3ラウンドが終わればゲーム終了。
ゲーム中に獲得したお金カードとチップを数え、一番金額が高いプレイヤーの勝利です。
『ベガスロイヤル』準備&ゲームの流れ
『ベガスロイヤル』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
テーブルの真ん中にタイルを組み立てた専用ダイストレイを置いておきます。
お金カードはランダムに2枚ペアを6組作り、ダイストレイの6の目から順に合計金額の大きいペアのお金カードを並べます。
プレイヤーに配るのものは各色ダイス8個(小7、大1)とチップ2枚です。
余っているお金カードの札とチップは脇に置いておきます。
以上で準備完了。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから順に時計回りで手番が回ります。
プレイヤーが手番にするのは
- ダイス振り
- 出目の選択
まず手元のダイスを全て振り出目を確認する、その後出目を1つ選択します。
選択した出目に対応するタイルにダイスを置いて、残りのダイスを回収したら手番終了。
これをすべてのプレイヤーのダイスがなくなるまで続けます。
パス
ダイスを振ったあと、手元のチップを1枚払うことでパスをすることが可能。
出目がいまいちだった場合に有効です。
ただチップ自体にも点数があるため使いどころを考える必要があります。
払い戻し
すべてのプレイヤーのダイスがなくなったら、お金カードの獲得とダイスの回収がおこなわれます。
各ダイス目のタイルを確認し、置いているダイスの数が一番多いプレイヤーに金額が高いお金カードを、2番目に多いプレイヤーに残ったお金カードを渡します。
ちなみに大きいダイスは小さいダイス2個分。
置いているダイスの数が同じ場合、そのプレイヤーはお金カードを獲得することができません。
つまりどれだけ多くのダイスを置いても、他プレイヤーが同じ数を置いていたら一切お金カードが獲れないのです。
この処理を全てのダイス目し終わったら次のラウンドへ。
次ラウンドも最初の準備と同様お金カードを並べていきます。あとプレイヤーにチップの補充がおこなわれます。
これを3ラウンドすればゲーム終了。
得点計算
得点計算では
- お金カードの合計
- 余ったチップ1枚につき$10,000
以上を合算し一番得点が高いプレイヤーの勝利です。
同点の場合はカードとチップの枚数が多いほうが勝ち。
『ベガスロイヤル』レビュー
『ベガスロイヤル』のレビューです。主に3人でプレイしました。
ダイスじゃらじゃらが楽しい
ゲームルール関係なくたくさんのダイスを振るのは爽快で楽しいです。
じゃらっとダイスを振って出目に一喜一憂する、これが醍醐味でしょう。
適度に丸みを帯びたフォルムなのでいい具合に転がってくれます。
専用トレイのおかげでダイスが散らばる心配がないのがありがたい。
ダイス運は戦略次第でなんとかなる
ダイスゲームは運要素が高いものがほとんどですが、『ベガスロイヤル』はそこまでの運要素は感じませんでした。
ダイス振りの結果よりその後の振り分けが重要ですからね。
6の目が多く出たからと言って必ずしも良いとは限りません。
あとはチップ支払いによるパスの存在がより戦略性を深くしています。
単純に振り直すわけではなく、一旦他プレイヤーの動きを見ることができるのがミソ。
ゲームの性質上、後手に回ったほうが有利なのでね。
パスをしたらその分得点が減ってしまうジレンマもゲームをより面白くしてくれます。
リプレイ性を高める追加タイル
基本ルールに追加する専用タイルが用意されています。
ゲーム準備段階で専用のタイルを足して追加ルールを適用します。
タイルは8枚の両面仕様で全16種類。
ほとんどが専用のトークンやダイスを用いたもので、運を試すものや中立プレイヤーを追加するものなど内容はさまざま。
プレイの適度なスパイスになってリプレイ性を高めてくれます。
ただ基本ルールでも十分完成されたゲームなので、タイルの追加はマンネリを感じてからでいいかもしれません。
インタラクションは強め
ジャンルがエリアマジョリティということでインタラクションは高めです。
ダイスの数が同じだとお金カードが貰えないので妨害は当たり前。
特に高額のカードがある5,6の出目では熾烈な争いがあります。
このあたりは好みが分かれるところかと。
個人的にはこういった妨害のし合いは大歓迎なのでとても楽しめています。
大ダイスはここぞという時まで保管しておく。
まとめ
- たくさんのダイスを振るのが楽しい
- シンプルながら奥が深い
- インタラクション強め
以上が『ベガスロイヤル』でした。
紹介した通りシンプルながら頭を使うため、最初にプレイするゲームとしておすすめです。プレイ時間もいい塩梅ですし。
実際わたしがよく集まるメンバー間でも大活躍してくれています。
すぐに理解できるルールなので持っておいて損はないでしょう。
それではノシ
ボードゲームベガスロイヤル 多言語版 (Las Vegas Royale) [日本語訳付き]