こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は大人気デッキ構築ゲーム『ドミニオン』の拡張第一弾『ドミニオン：陰謀 第二版』の紹介します。
基本セットのみでは薄かった他プレイヤーとの関りが盛りだくさん。
インタラクションが好きなら非常におすすめの拡張です。
拡張第一弾としては攻めた内容
- 『ドミニオン』に慣れてきた
- アタックカードが好き
- インタラクション性が欲しい
『陰謀』ゲーム情報
| ゲームタイトル | ドミニオン：陰謀 第二版 |
| デザイナー | ドナルド X. ヴァッカリーノ |
| プレイ人数 | 2～4人 |
| プレイ時間 | 30分 |
| 対象年齢 | 14歳以上 |
| 販売元 | ホビージャパン |
『陰謀』拡張要素
『陰謀』の拡張要素は王国カードの追加のみです。
拡張第一弾ということで追加要素は控えめ。
新たに26枚の王国カードが収録されています。
内訳は
- アクション 24枚
- 勝利点 4枚
- 財宝 1枚
です（アクションと財宝の中に勝利点が複合してるカードあり）
強力なアタックカードと効果を選択するアクションカードが特徴的。
強力なアタックカード
『陰謀』を象徴するものといえば強力なアタックカード。
中でもアタック3兄弟と呼ばれる
- 詐欺師
- 拷問人
- 寵臣
は無視できない程大きな影響力があります。
詐欺師
3コスト アクション-アタック
+2コイン
他プレイヤーは全員、デッキの一番上のカードを廃棄し、廃棄したカードと同じコストのあなたが選んだカードを１枚獲得する。
デッキのカードを勝手に廃棄して別のカードに変える恐ろしいカード。
序盤は銅貨を呪いに変え、後半はアクションカードを勝利点カードに変えたりとやりたい放題。
+2コインで最低限の仕事もこなします。
拷問人
5コスト アクション-アタック +3カードを引く 他プレイヤーは全員、次の2つのうち1つを選ぶ：「手札のカードを2枚捨て札にする」；「「呪いを」1枚獲得し、手札に加える」（実行不可能な選択をしてもよい）
他プレイヤーに手札を減らすか呪いを取るかを迫る恐ろしいカード。
「呪い」はなるべく取りたくないので捨て札を選びたいところですが、複数回使われると手札がなくなってしまいます。
「呪い」が無くなればただのドローカードになるのが唯一の良心。
寵臣
5コスト アクション-アタック
+1アクション
次のうち1つを選ぶ：「+2コイン」；「手札を全て捨て札にし、+4カードを引く。そして、手札が5枚以上のプレイヤーは全員、自分の手札を全て捨て札にし、カードを4枚引く」
自分の手札を補充しつつ他プレイヤーの手札を減らす恐ろしいカード。
「寵臣」を何度も使うことで手札を補充しつつ+コインを集められます。
1人のプレイヤーに独占させるのは避けたいです。
複数の効果の中から選択するカード
基本セットには無かったカードとして、複数の効果の中から選択するアクションカードがあります。
代表的なカードを1枚紹介。
手先
2コスト アクション
次のうち2つを選ぶ：「+1カードを引く」；「+1アクション」；「+1カードを購入」；「+1コイン」（異なるものを2つ選ばなければならない）
4つの選択肢から2つを選べるカード。
状況に応じて使い分けることができます。
購入権があるのが便利。
複数の種別があるカード
アクション効果を持つ勝利点や財宝かつ勝利点のようなカードが現れたのも『陰謀』から。
代表的なカードを2枚紹介します。
風車
4コスト アクション-勝利点 +1カードを引く +1アクション 手札のカードを2枚捨て札にするのと引き換えに+2金を得てもよい。 ---------------------------------------------------------- 1勝利点
手札2枚を2コインに変えられるカード。
屋敷などの不要なカードを捨てたいところです。
このカード自体にも勝利点があり何かと便利。
ハーレム
6コスト 財宝-勝利点
2コイン
--------
2勝利点
2コイン分の財宝でありながら、2勝利点でもあるカード。
同じ6コストの「金貨」とどちらを買うかは要検討。
『陰謀』レビュー
『陰謀』のレビューです。主に4人で複数回プレイしました。
第一弾拡張にしては攻めた内容という印象。
導入しやすい拡張
『陰謀』の拡張要素は王国カードの追加くらいでルール追加等はありません。
追加カードも複雑な効果はなくすぐに理解できるかと思います。
新たにルールを覚えなくていいのはありがたいです。
このように導入しやすい拡張と言えます。
単にカードが増えるだけでも戦略の幅がグッと広がるのがデッキ構築ゲームの良いところ。
インタラクション性が上がった
多数のアタックカードによりインタラクション性が上がりました。
『ドミニオン』はアタックカードがないとソロプレイ感が出ますからね。
その辺りを解消してくれます。
アタックの効果は使用者以外のプレイヤー全員に及ぶため、集中攻撃などの展開にはなりません。
個人的には丁度良い塩梅のインタラクションという印象です。
人を選ぶカード内容
追加されたアタックカードの効果が非常に強力で無視できないほどの影響力があります。
先手を取られたら一方的な展開となり、デッキ構築もままならないようになります。
純粋にデッキ構築を楽しみたい人は合わないかも。
このように人を選ぶカード内容と言えます。
導入するか否かはメンバーをよく考えて決めましょう。
お気に入りカード3選
『陰謀』で追加された王国カードの中から特にお気に入りのカードを3枚紹介します。
アタックカードは大体気に入っているので、今回はあえてそれを外したラインナップです。
鉱山の村
4コスト アクション
+1カードを引く +2アクション
このカードを廃棄するのと引き換えに+2コインを得てもよい。
2コインを得る効果が加わった「村」
このカードがあるとカードコンボがしやすくなります。
廃棄は強制ではないため、いざという時のために取っておきます。
執事
3コスト アクション 次のうち1つを選ぶ：「+2カードを引く」；「+2金」；「手札にあるカードを2枚廃棄する」
3つの選択肢から効果を選ぶカード。
序盤はカード廃棄効果でデッキ構築は支え、中盤以降もドローやコインの獲得として使えます。
ゲームを通して活躍してくれる良カード。
貧民街
3コスト アクション +2アクション 手札を公開する。手札にアクションカードがなければ+2カードを引く。
手札にアクションカードがなれけばドローができるカード。
このカードに関しては単純にイラストが気に入っています。
何とも言えない味のあるイラストが記憶に残る……。
『ドミニオン』をプレイする前に
『ドミニオン』は何度もシャッフルをくり返すゲームです。
長く遊ぶためにも事前にスリーブに入れておきましょう。
サイズはホビーベース社のユーロサイズ・ハード CAC-SL36がピッタリ。
6個あれば足りますが予備用で余分に買っておくのがオススメ。
まとめ
- 難解なルールの追加等はなし
- アタックカードが多数収録
- インタラクション性が上がる
以上『ドミニオン：陰謀 第二版』を紹介しました。
新たに覚えるルール等はなく導入しやすい拡張です。
インタラクションを求めるなら非常におすすめ。
ゲームに慣れてないなら他の拡張から入るのが良いでしょう。
それではノシ
