こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は『ドミニオン デュアルセット』にて、前回紹介した『錬金術』とセットで入っている『ドミニオン 収穫祭』を紹介します。

カードの種類が重要な要素になります
こんな方におすすめ!
- ゲーム中色々なカードを使っていきたい
- 難しくない拡張がほしい
『ドミニオン 収穫祭』拡張要素

王国カードが13種類増えました。
今回も小拡張なので枚数は少なめです。
内訳は
- アクション 11種類
- 勝利点 1種類
- 財宝 1種類
です。
『収穫祭』ではこれといったルールの追加はありません。
なので導入しやすい拡張と言えますね!
しいてあげるとすれば、特定のカードで手に入れられる褒賞カードです。
早い者勝ち!褒賞カード

『収穫祭』の拡張要素である褒賞カードとは、「馬上槍試合」の効果でのみ手に入れられるカードです。
まずは「馬上槍試合」を紹介します。
馬上槍試合

4コスト アクション +1 アクション すべてのプレイヤーは、自分の手札から属州1枚を公開してもよい。 あなたがそうした場合、そのカードを捨て札にし、褒賞カード1枚(褒賞の山札から)または公領1枚を獲得し、それをあなたの山札の一番上に置く。 他のプレイヤーが誰も公開しなかった場合、+1 カードを引く、+1 コイン。
手札に属州があれば、褒賞カードを獲得できます。
褒賞カードは5種類ありますが、各1枚ずつなので早い者勝ちです。
なので「馬上槍試合」で戦略を立てている場合は、いかに早く属州を獲得する事が重要になってきます。
早い段階で褒賞カードを獲得しておくと、かなり有利にゲームが進められますので、積極的に狙っていきましょう!
ただし、相手プレイヤーにも褒賞カード獲得のチャンスがあることをお忘れなく!
次に褒賞カードたちを紹介します。
褒賞カードは
- 名馬
- 郎党
- 王女
- 金貨袋
- 王冠
があります。
名馬

0コスト アクション-褒賞 以下のうち2つを選ぶ: 「+2カードを引く」;「+2アクション」;「+2コイン」;「銀貨4枚を獲得し、あなたの山札を捨て札に置く。」 (必ず異なるものを選択しなければならない。) (このカードはサプライに置かない。)
状況に応じてアクションを選べます。
いかなる場面でも有効に使えるので、優先的に取りたい褒賞です。
郎党

0コスト アクション-アタック-褒賞 +2 カードを引く 屋敷1枚を獲得する。 他のプレイヤーは全員、呪いカード1枚を獲得し、自分の手札が3枚になるように捨て札をする。 (このカードはサプライに置かない。)
呪い+手札減らしという最強クラスのアタックカードです。
こちらも大体の場面で強く、「名馬」と並んで優先的に取りたいカードです。
自身も屋敷を獲得しなければいけない点には注意!
王女

0コスト アクション-褒賞 +1 カードを購入 -------------------- このカードが場に出ているかぎり、カードのコストは2少なくなる。ただし0未満にはならない。 (このカードはサプライに置かない。)
コンボ向きのカードです。
上手く扱うことで、1ターンに属州2枚獲得も安易にできます。
購入権が増えるカードが他になければ、このカードから取っても良さそうですね。
金貨袋

0コスト アクション-褒賞 +1アクション 金貨1枚を獲得し、自分の山札の一番上に置く。 (このカードはサプライに置かない。)
次のターンに確定で金貨が手札に入ります。
または山札からカードを引くアクションと組み合わせると、即金貨が使えます。
呪いが飛び交い、まともに構築が出来ないゲームでは有効なカードです。
王冠

0コスト 財宝-褒賞 2コイン このカードを使うとき、あなたが使用しなかったアクション1回につき+1コイン。 (アクションカードの枚数ではなく、アクションの機会の回数のことを指す。) (このカードはサプライに置かない。)
褒賞唯一の財宝カードです。
アクション権を余らせることにより、多くのコインが生まれます。
上手くデッキが回っていない時の保険として使えそうです。
優先して取られる印象はあまりないですね。
以上5種類が褒賞カードです。
ちなみに身の回りでの人気度は
名馬=郎党>金貨袋>王女>王冠
という感じですね。
もちろんその時によって一番強いカードは変わりますが、安定して強いカードが人気の印象です。
『ドミニオン 収穫祭』レビュー
比較的やりやすい拡張です。
カード種類の豊富さが問われる拡張
『収穫祭』で追加された王国カードは、カードの種類を参照にする効果が多いです。
今まで強いデッキは、ある程度獲得するカードを偏らせていましたが、『収穫祭』では考え方が変わります。
場合によっては全てのカードを1枚ずつ取る、という戦略も有効に働くことがあるので、今まで以上にデッキ構築の幅が広がりますね。
分かりやすいカードでいえば
- 移動動物園
- 収穫
あたりですね。
移動動物園

3コスト アクション +1アクション あなたの手札を公開する。 重複しているカードが1枚もない場合、+3カードを引く。 それ以外の場合、+1カードを引く。
手札が全て異なる種類のカードなら3枚引けます。
これは3コストでは破格の効果で、積極的に狙っていきたいです。
ただし、序盤は銅貨や屋敷が邪魔になるので、中盤以降で活躍ができそうです。
カードの種類を増えるほど効果が使いやすくなる、まさに『収穫祭』に合うカードです。
収穫

5コスト アクション あなたの山札の上から4枚のカードを公開し、それらのカードを捨て札にする。 公開した異なるカード名1つにつき+1コイン。
異なるカードがめくられるごとに、得られるコインが増えていき、最大で4コインになります。
このカードも、デッキの種類が増えるほど効果を発揮しやすくなる、『収穫祭』を象徴するカードです。
ただ、効果が不確定な割に得られるものはコインだけなので、あまり使われない印象です。
+1アクションが付いていればなぁ・・・。
『収穫祭』ならではの勝利点「品評会」
『収穫祭』では、戦略の軸になる勝利点カードがあります。
それは「品評会」です。
品評会

6コスト 勝利点 あなたの山札にある異なるカード名のカード5枚(端数切り捨て)につき勝利点2を得る。
山札にあるカードの種類を増やすほど点数が増えていくカード。
王国カード10種、財宝3種、勝利点3種、呪いと合計16種類あるので、どんな場合でも勝利点6は目指せます。
6点は中々難しいですが、公領の存在を考えると4点は欲しいです。
注意すべき点として、勝利点を増やすためには不要なカードも入れる必要がある点です。
なので、デッキとしては弱くなっていきます。
「品評会」自体コストが高いため、まずはきちんとしたデッキを構築し、このカードをある程度集めてから色々な種類のカードを集めるのが良さそうです。
災いカードとは?「魔女娘」
追加要素という程ではないですが、『収穫祭』で新たに出てきたワードに災いカードがあります。
これに関連するカードが「魔女娘」です。
魔女娘

4コスト アクション-アタック +2カードを引く カード2枚を捨て札にする。 他のプレイヤーは全員、災いカードを公開してもよい。公開しなかった他のプレイヤーは、呪いカード1枚を獲得する。 -------------------- 準備:コスト2または3のカードによる追加の王国カードの山札をサプライに追加で置く。 この山札のカードが災いカードである。
「魔女娘」があるゲームでは、準備として災いカードをあらかじめ決めておきます。
いわば11種類目の王国カードですね。『収穫祭』らしくカードの種類を増やしてくれます。
決め方はランダムでやってます。
効果ですが、カードを引けるものの、引いた分捨てるので手札は増えません。
その分コストが安いため、序盤から呪いを撒いていけます。
ただし、相手が災いカードを持っていると、呪いが防がれてしまいます。
なので災いカードが何かによって強さが変わるカードです。
コンセプトと真逆の効果!?「狩猟団」
『収穫祭』では、基本的には山札のカード種類を増やすというコンセプトですが、中には増やさないほうが強いカードがあります。
狩猟団

5コスト アクション +1カードを引く +1アクション あなたの手札を公開する。 あなたの山札のカードを手札のカードと重複していないカードが公開されるまで公開する。 そのカードをあなたの手札に加え、他の山札から公開したカードは捨て札にする。
手札にはないカードが引けるまで、山札を引き続けます。
そのまま使っても手札は増えますが、有効的に使うためには山札のカード種類を絞る必要があります。
カード種類を絞ることで、ある程度狙ったカードが引けるようになるのです!
こういったことから、『収穫祭』のコンセプトとは真逆の効果をしていると言えます。
好きなカード2選
馬商人

4コスト アクション-リアクション +1カードを購入 +3コイン カード2枚を捨て札にする。 ---------------------------------------- 他のプレイヤーがアタックカードを使ったとき、あなたはこのカードを手札から脇に置いてもよい。 そうした場合、あなたの次のターンの開始時に+1カードを引く、そしてこのカードをあなたの手札に戻す。
効果ですが、不要なカードを捨ててコインを得られます。
ゲーム中は不要な勝利点カードをコインに変えられると考えると、中々に便利です。
購入権が増えるのもGOOD!
リアクション効果は、アタックに対して有効に働きます。
アタック自体を防ぐことは出来ませんが、1枚引きつつこのカードも戻ってくるので、中々に強力です。
序盤から獲得しておきたいカードです。
再建

4コスト アクション 以下を2度実行する: あなたの手札からカード1枚を廃棄する。廃棄したカードよりもコストが1多いカード1枚を獲得する。
銅貨の廃棄と、屋敷の変換が行える序盤に一番輝くカード。
獲得はコストがちょうど1高い必要があるので、銅貨や呪いは基本的にただの圧縮になります。
屋敷→銀貨→4コストのアクションと変換していくと、凄い速度でデッキが出来ていくのでコンボ向きのカードと言えます。
終盤においても、4コスト→公領と変換が出来るので強力です。
まとめ
- カードの種類が重要!
- むずかしい追加ルールはなし
- あらたな得点源あり
以上が『ドミニオン 収穫祭』でした。
ルール的な追加はないので、初心者におすすめの拡張です。
『デュアルセット』を買った場合は、まず『収穫祭』で慣れてから『錬金術』を導入するのがおすすめです!
あとシャッフルを繰り返すゲームなので、事前にスリーブに入れておきましょう。
それではノシ