こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は季節をテーマにした『十二季節の魔法使い Seasons』を紹介します。

十二季節って聞いたことないけど素敵なことばですね
こんな方におすすめ
- ダイスを振るのが好き
- カードコンボが好き
- 大魔導士を目指している
『十二季節の魔法使い Seasons』ゲーム情報
ゲームタイトル | 十二季節の魔法使い Seasons |
ゲームデザイナー | レジ・ボネゼー |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 約60分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | ホビージャパン |
『十二季節の魔法使い Seasons』ゲーム概要
プレイヤーは魔術師になり、「十二季節の術闘」を3年間行います。
四季を3年間行うので、「十二季節」という事なのですね。
その中で魔法の道具を身に着け、忠実な使い魔を召喚しより多くの名声を集めたものが大魔導士となるのです。
ゲームシステムは、カードドラフト、ダイスドラフト、カードプレイ等々色々な要素があります。
基本的にはカードがメインなので、より強力なカードコンボを組むことが大事になってきます。
『十二季節の魔法使い Seasons』テーブル準備
メインボード準備

(写真は2人の場合の準備です)
円盤のゲームボードに書いてあるふちの「1」、中央の「Ⅰ」にキューブを置き、ボード周辺にプレイ人数+1個のダイスを季節ごとに置いていきます。
数字が書いてあるボードに、各プレイヤー色のキューブを置きます。これは、ゲーム中にプレイヤーが獲得したクリスタルの数を示します。
山札と魔力トークンを取りやすいところに置いておきます。
プレイヤー準備

個別ボードと担当色のキューブ受け取ります。
個別ボードに2か所ある「0」が書いてあるところにキューブを置きます。
なおボード毎に違うキャラクターが描かれていますが、性能差はありません。
気に入ったキャラクターを選びましょう!
『十二季節の魔法使い Seasons』ゲーム終了と勝利条件
3年目のラウンド終了時、四季が一周していたらゲーム終了です。
ゲーム中に獲得したクリスタル、カードの勝利点、ペナルティによるマイナス点を合算し、一番勝利点の高いプレイヤーが勝利です。
『十二季節の魔法使い Seasons』ルール説明
『十二季節の魔法使い Seasons』は、大きく分けて以下の2つのフェイズがあります。
- 第1ゲームフェイズ-序幕:カードのドラフトとデッキ作成
- 第2ゲームフェイズ-トーナメント:このゲームのメイン。ダイスドラフトやカードのプレイ等
それぞれ説明していきます。
第1ゲームフェイズ-序幕

各プレイヤーに9枚ずつカードを配ります。
配られた9枚から1枚選び裏側で伏せ、残りのカードを左のプレイヤーに渡します。
これを9回繰り返します。
全て渡し終わったら、次に受け取った9枚を好きな組み合わせで3枚ずつ分けます。

分けた内、1セットは手札、残りは裏向きに置き、上に「Ⅱ」「Ⅲ」と書かれたトークンを置きます。
裏向きでセットしたものは、年数が進むたびに手札に加わっていきます。
このカードはどのタイミングで使ったら強いかと意識しながら分けていきましょう!
全てのプレイヤーがこれを終えた時、次のフェイズに進みます。
第2ゲームフェイズ-トーナメント
ラウンドのスタートプレイヤーは、今の季節のダイスを振り、スタートプレイヤーから時計回りでダイスを1つずつ選んでいきます。
その後スタートプレイヤーから順に、次のアクションを出来る範囲で好きなだけ行えます。
- ダイスアクションの実行
- カードを場に出す
- 個別ボードのボーナスを実行
ダイスアクションの実行

ダイスにはそれぞれアイコンが書かれており、それに従いアクションします。
アクションは5種類
- 魔力のアイコン:魔力トークンの獲得
- 数字:クリスタルの獲得
- 星:召喚ゲージの増加
- 長方形:カードの獲得
- 囲っているもの:魔力の変転

魔力の変転
魔力の変転のダイスを取ったプレイヤーは、自分の手番中好きなタイミングで、持っている魔力トークンを変転レートに応じてクリスタルに変換できます。
変転レートは、今どの季節かによって変わってきます。
例えば、黒いキューブが1~3にある場合、今は冬の季節という事なので、変換レートは水・風1個、炎2個、土3個、といった風に変換していきます。

季節が変わると変転レートも変わるため、いつ変転するかよく考える必要があります。
ベストタイミングを見極め、使わない魔力トークンをどんどんクリスタルに変えていきましょう!
カードを場に出す

召喚ゲージに空きがある場合、コストを払い手札のカードを場に出せます。

カードの効果は大きく分けて3種類あり
- 場に出したとき効果:場に出したときにのみ効果を発揮する
- 永続効果:自分の場に出ている場合、永続的に効果を発揮する
- 発動効果:自分の手番中、1度だけ好きなタイミングで効果を発揮する
それぞれテキストをよく読み、適切なタイミングで使っていきましょう!
なお、説明書に全てのカードの詳しい解説が書いてあるので、分かりにくい時はすぐ確認しましょう。
親切設計でありがたいですね!
カード自体に勝利点があるため、どんどん出していきましょう!
ちなみに、ゲーム終了時に手札にカードが残っていると、ペナルティで減点されるため、なるべく使い切るようにしましょう。
個別ボードのボーナス実行

プレイヤーは自分の手番中、個別ボードに書かれているボーナスを行えます。
ボーナス内容は
- 魔力トークン2個を好きな魔力トークンに交換する
- 変転のダイスを取ってなくても変転できる。その際貰えるクリスタルが+1個される
- 召喚ゲージを1つ増やす
- ダイスアクションでカードを引く際、2枚引き1枚選べる
この4つです。
ボーナスはゲーム中最大3回まで行えますが、使う度にマイナス点が増えますので注意しましょう。
ラウンドの終了
全てのプレイヤーがアクションを終えると、余ったダイスのドット数に応じて円盤にあるキューブを進めます。

この時、季節の境界線を越えると季節が変わり、一周するごとに2年目、3年目と進んでいきます。
年数が変わるタイミングで、最初にセットした残りの山札が手札に加わります。
ラウンドが終わると左隣のプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、ダイスを振ります。
これを繰り返していき、3年目が終わるとゲーム終了で、得点計算を行います。
一番得点の高いプレイヤーの勝利です!
得点計算
プレイヤーが得点として計算するものは
- クリスタルトラック
- 場に出したカードの得点
- 個別ボードのボーナスを使ったことによるマイナス点
- 手札にカードが余っているカード1枚につきマイナス5点
この4つです。
クリスタルとカードの得点をしっかり伸ばし、マイナス点、特に手札が余った時のペナルティは避けるようにしましょう。
『十二季節の魔法使い Seasons』レビュー
好きなところ
大きなダイスを振るワクワク感
ラウンドの初めに今の季節のダイスを振るのですが、大きなダイスを転がすのは気持ちがいいですね。
そこからどのダイスを選ぶのか。自分が欲しいものを取るのか相手が欲しそうなものを取るのか。
この辺りのジレンマに悩むのが楽しいです!
結構転がりやすいので、ダイストレイみたいなものを用意するのをお勧めします。
カードコンボを考えるのが楽しい
『十二季節の魔法使い Seasons』は多くのカードがあり、組み合わせによって強力なコンボが組めます。
最初のカードドラフトの時、配られたカードをみてどんなコンボが組めそうか、まずそこから考えるのが楽しいです!
またゲームを遊ぶ度にこんなコンボが出来た!って新たな発見がありますね。
よりやり込もうという気になります!
他プレイヤーとの干渉が良い具合にある
ラウンド開始時に毎回行うダイスドラフトは、いかに自分が得をし相手が得をしないかが大事になってきます。
なのでゲーム中「あ!そのダイス取ろうと思ってたのに……」って声がよく上がります笑
また、相手のクリスタルを減らしたり、相手の場のカードを捨て札にしたりと、他プレイヤーとの干渉は結構多めです。
ただ個人攻撃にはならないシステムになっているので、そこは安心ですね。
気になるところ
プレイ人数が多いと待ち時間が長くなる
『十二季節の魔法使い Seasons』は2人から4人までプレイ可能ですが、2人でのプレイがオススメです。
なぜなら、他プレイヤーの手番中は特にすることがなく、基本的にはじっと待っておかないといけないからです。
人数が多くなると相対的に待ち時間が多くなるので、結構暇な時間が増えてしまいます。
実際4人でプレイした際、かなりプレイ時間が長くなり、勝敗関係なく早く終わらせたくなりました笑
なので、なるべく2人で遊ぶことを推奨します。
まとめ
欲しいカードを選び、手札に加えるタイミングを選び、ダイスを選ぶ、と選択が連続するゲームです。
もし選択を誤ったとしても、カードを上手く使うことでリカバリーも出来ます。
カードの種類が多いので、やる度に新たな発見があり、やり込み要素がとても高いです!
ボードゲームアリーナにて無料でプレイ出来るため、是非1度は遊んでみてください!
※ボードゲームアリーナ:通称BGA。多くのボードゲームを無料で遊べるサイト

それではノシ