こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は大人気デッキ構築ゲームの大型拡張『ドミニオン:暗黒時代』を紹介します。
それまで登場した拡張と比べて追加ルールが多く上級者向けの拡張。
初期デッキの変更や廃墟などゲーム性が変わる要素が多めです。
プレイするたびにハマる拡張
『暗黒時代』ゲーム情報
タイトル | ドミニオン:暗黒時代 |
デザイナー | ドナルド・ヴァッカリーノ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 約30分 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | ホビージャパン |
『暗黒時代』拡張要素
『暗黒時代』の拡張要素として
- 王国カードの追加
- 避難所
- 廃墟と略奪者
- 略奪品
があります。
追加要素の多さは数ある拡張の中でもトップクラス。
王国カードの追加
王国カードが35枚追加されました。
大型拡張ということもあり非常に多くの王国カードが追加されました。
内訳は
- アクション 33枚
- 財宝 1枚
- 勝利点 1枚
追加された王国カードのうち22枚が廃棄関連のカードです。
従来通りカードを廃棄するものから、自身が廃棄されたときに効果を発揮されるものまで種類は様々。
初期デッキと入れ替える「避難所」
「避難所」は初期デッキにある「屋敷」と入れ替えてデッキに加わるカードたち。
入れ替わるカードは
- 草茂る屋敷
- 納屋
- 共同墓地
の3種類。それぞれ異なる効果を持ちます。
草茂る屋敷
廃棄されると1枚引くことができる勝利点カード。
このカード自身に点数はありません。
納屋
勝利点カードを購入すると廃棄できるリアクションカード。
それ以外の効果は特にありません。
共同墓地
+2アクションを得られるアクションカード。
避難所の中では唯一プレイヤーに利点があるカードです。
廃墟と略奪者
廃墟は呪いと似たような性質を持つカード。
呪い同様ゲーム準備時にプレイ人数に応じて用意しておきます。
廃墟は5種類あり全てアクションカードなのが特徴。
マイナス点にはなりませんが基本的には呪い同様デッキ構築の妨害をします。
そしてこの廃墟をまき散らすのが「略奪者」です。
代表的なカードを2枚紹介します。
狂信者
5コスト アクション-アタック-略奪者 +2カードを引く 他のプレイヤーは全員、廃墟1枚を獲得する。 あなたは手札の狂信者1枚を使用してもよい。 -------------------- あなたはこのカードを廃棄したとき、+3カードを引く。
「魔女」と似た効果で使用時にドローして廃墟をまき散らします。
手札に狂信者があれば続けて使えるため集められたらさらに強力。
廃棄されたときの効果もあり、このカードだけで様々な仕事をこなしてくれます。
死の荷車
4コスト アクション-略奪者 このカードか手札のアクションカード1枚を廃棄してもよい。そうした場合、+5コイン。 ---------------------- あなたはこのカードを獲得したとき、廃墟2枚を獲得する。
獲得時に廃墟を2枚獲得してしまうカード。
その分効果は強力で4コストながら5コインを生み出してくれます。
ただアクションカードを廃棄しないとこのカード自身が廃棄されるのが難点。
獲得時の廃墟を上手く利用したいところ。
他の略奪者アタックカードの対策にもなります。
略奪品
略奪品は特定のアクションによって得られるカードです。
使い切りの金貨のような性質があります。
代表的なカードを2枚紹介。
山賊の宿営地
5コスト アクション +1カードを引く +2アクション 略奪品の山札から略奪品1枚を獲得する。
ドローとアクション権を増やしつつ略奪品を1枚獲得できます。
使うとなくなる略奪品を毎回拾ってきてくれる便利カード。
襲撃者
4コスト アクション-アタック-略奪者 略奪品の山札から略奪品1枚を獲得する。 他のプレイヤーは全員、廃墟1枚を獲得する
自分には略奪品、他プレイヤーには廃墟を与えます
『暗黒時代』の追加要素をこれでもかと活用するカード。
『暗黒時代』レビュー
『暗黒時代』のレビューです。主に4人で数回プレイしました。
導入したのはだいぶ後になった思い出。
王国カードの多数収録がうれしい
王国カードが35枚も追加されるため、非常に多くの組み合わせを試すことでプレイすることができます。
そもそも長く遊べる『ドミニオン』がさらに長く遊べるようになるのは素直にありがたい。
カード効果を覚えていない内はその都度確認しないといけないのが大変ですが、それも新たな発見となり楽しいです。
避難所で序盤の展開が変わる
初期デッキの「屋敷」が「避難所」と入れ替わり序盤のゲーム展開が変化しました。
「屋敷」はとりあえず廃棄という具合でしたが、避難所はいつ廃棄するかのタイミングも重要。
考えどころが増えゲームをより楽しくしてくれます。
+2アクションがある共同墓地をどう活かすかが勝利のカギ。
廃棄効果のおかげでデッキ構築がしやすい
『暗黒時代』では廃棄関連の効果を持つカードが多数追加されてます。
廃棄の多い=デッキ構築がしやすいです。
不要なカードを早々に捨てられると必要なカードが引きやすくなりますからね。
通常よりも速いスピードでデッキ構築が進みます。
『ドミニオン』に慣れてからがおすすめ
『暗黒時代』を導入するのは『ドミニオン』を何度もプレイして慣れてきてからがおすすめ。
何故ならあまりにも追加要素が多いからです。
難解な効果のカードも多数あり、一見「どう使えばいいんだ?」ってなることも多いです。
上級者向けの拡張といえるでしょう。
お気に入りカード3選
『暗黒時代』で追加された王国カードの中から特にお気に入りのカードを3枚紹介します。
カード枚数が多いので選ぶのに苦労しました。
採集者
3コスト アクション +1 アクション +1 カードを購入 あなたの手札からカード1枚を廃棄する。 廃棄置き場にある異なるカード名の財宝1枚につき+1 コイン。
廃棄を進めつつコインを得られる便利カード。
アクション権を失わないのもGOOD。
ただし廃棄は強制なので終盤は使いにくさが目立ちます。
はみだし者
5コスト アクション サプライにあるこのカードよりもコストが少ないアクションカード1枚をあなたが選び、そのカードとしてこのカードをプレイする。 このカードはプレイエリアを離れるまで選んだカードとして扱う。
場に並んだサプライと同じ効果を使える変わったカード。
臨機応変な使い方ができる便利カードです。
使いたい効果のアクションカードの売り切れには注意。
ネズミ
4コスト アクション +1カードを引く +1アクション ネズミ1枚を獲得する。あなたの手札からネズミ以外のカード1枚を廃棄する(すべてネズミの場合は手札を公開する)。 -------------------- あなたはこのカードを廃棄したとき、+1カードを引く。
手札とアクションを減らすことなく廃棄ができる便利カード。
ただし使うたびに「ネズミ」を強制獲得するため、油断しているとデッキ内が「ネズミ」だらけに……。
デッキ構築に貢献するのは間違いないので、他の廃棄効果を持つカードと組み合わせたいところ。
『ドミニオン』をプレイする前に
『ドミニオン』は何度もシャッフルをくり返すゲームです。
長く遊ぶためにも事前にスリーブに入れておきましょう。
サイズはホビーベース社のユーロサイズ・ハード CAC-SL36がピッタリ。
10個あれば足りますが予備用で余分に買っておくのがオススメ。
まとめ
- 廃棄がテーマの大型拡張
- 拡張要素の多さがトップクラス
- 『ドミニオン』に慣れてからがおすすめ
以上『ドミニオン:暗黒時代』を紹介しました。
追加要素が多く慣れるまでが大変な拡張です。
ただプレイを重ねるごとに好きになっていくので『ドミニオン』好きなら1度は導入してほしいです。
普段と違った『ドミニオン』をしたい時におすすめ。
それではノシ