こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は原始時代を生き残る協力ゲーム『パレオ』を紹介します。
原始時代さながらの手探り感が楽しめるゲーム。
ゲームクリアにはプレイヤー同士の手助けが不可欠です。
マンモスの壁画を完成させよ
『パレオ』ゲーム情報
タイトル | パレオ~人類の黎明~ |
デザイナー | ペーター・ルステマイアー |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 45~60分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
販売元 | アークライトゲームズ |
『パレオ』概要
プレイヤーは原始時代を生きる部族のリーダーとなり、様々な困難を乗り越えていきます。
配られた山札からカードを選びゲームを進めます。
ジャンルはデッキ構築、リソースマネジメントですね。そして協力型のゲームです。
『パレオ』ゲーム終了と勝利条件
ゲーム終了条件が2通りあり
- 壁画タイルが5枚揃う→プレイヤーの勝利
- ドクロトークンが5枚溜まる→プレイヤーの敗北
のどちらかです。
これらを満たすまでゲームは続きます。
『パレオ』準備&ゲームの流れ
『パレオ』の準備とゲームの流れを説明します。
準備
3枚のゲームボードを並べ、決められたカードや資源を置きます。
作業台は組み立ててプレイヤーが見やすいところへ。
道具タイルは種類別に分けて並べておきます。墓地は組み立てて脇に置いておく。
基本の山札とモジュールカードは組み合わせよくシャッフル。プレイヤーの人数に応じて均等に分けます。
各プレイヤーに
- 山札
- 人物カード2枚
を配れば準備完了。
ゲームの流れ
『パレオ』は同時処理でゲームが進みます。
昼フェイズ
プレイヤーは山札の上から裏面のまま3枚引き、内1枚を選んでめくります。
カードをめくったあと
- カードに記されたアクションを実行する
- 他プレイヤーの手助けをおこなう
- カードを無視する
いずれか1つをおこないます。
アクションによってもたらされるのは資源や食料の獲得など。
カードの裏面から得られるものが大まかに読み取れるようになっています。
場合によってはダメージを受けることがあるので注意。
一定のダメージを受けると、人物カード破棄されドクロトークンが溜まってしまいます。
これを全プレイヤーの山札がなくなるまで続けます。なくなったら夜フェイズへ移行。
夜フェイズ
夜フェイズには食事と試練カードの処理がおこなわれます。
食事ではプレイヤーが保有する人物カード1枚につき食料を1つ払います。人物が増えるとその分必要な食料も増加。
食料が足りなければドクロトークンが溜まってしまいます。
試練カードの処理では記されている資源を払います。払えなければドクロトークン。
その後、山札をプレイヤーに配り昼フェイズへ移行。
以上をゲーム終了条件を満たすまで続けます。
壁画タイルが5枚揃った瞬間にプレイヤーの勝利。
ドクロトークンが5つ溜まった瞬間にプレイヤーの敗北です。
『パレオ』レビュー
『パレオ』のレビューです。主に2人で最高難易度クリアまでプレイしました。
トライ&エラーの楽しさ
『パレオ』はトライ&エラーを楽しむゲームです。
カードをめくるまで何が起こるか分からないため、とにかく前に進むしかないゲーム性。最初は食料の確保すらひと苦労……。
時には思いもよらないアクシデントに遭遇してしまうこともあります。
また勝利に必要な壁画タイルの獲得方法はゲーム開始時には分かりません。それすらゲームを進めて自分たちで見つけなくてはいけないのです。
このように手探り状態で進めてトライ&エラーをくり返すのが面白さの1つ。
そのため初プレイ時のクリア難易度はかなり高めです。
2回目以降でアクシデントに対応できるようになると相当楽しくなってきます。
何度も挑戦して壁画タイルを揃えたときの達成感は相当なもの。
モジュールの組み合わせでゲーム展開が変わる
基本のカードと合わせて使うモジュールカードは全10種類。
組み合わせによってゲームの展開が全く違うものになります。
たとえばオオカミの群れがやってきたり、極寒の冬が訪れたりなど。
それに伴いゲームの難易度も大きく変わります。
易しい難易度なら2回目には勝利できるほど、逆に難しい難易度は何度も挑戦してやっと勝利できるくらい。
まずは説明書通りの組み合わせでプレイして、ある程度遊んだらオリジナルの組み合わせでもプレイしても良さそうです。
ワンマンプレイが起こりにくい
協力ゲームでたびたび問題になるのがワンマンプレイです(通称:奉行問題)
ゲームに慣れているプレイヤーが他の人に指示を出し、ほとんど一人でゲームを進めているような状態のこと。
もちろんクリアはしやすくなりますが指示されてる側は素直に楽しめません。
協力ゲームである意味がないですからね。
『パレオ』に関してはこのような問題は起きにくいです。
何故ならカードをめくるまで何が起こるか分からないから。
つまり指示の出しようがないのです。場合によっては指示が致命的な悪手になることもありますし。
このようにのびのびと協力ゲームを楽しめるのが『パレオ』の魅力です。
ソロプレイにも対応
説明書には2~4人プレイと書かれていますが、ソロプレイも可能です。
ソロでもゲームルールはほとんど変わりません。3枚のカードから1枚選んでめくるだけ。
違う点は他プレイヤーからの手助けの代わりにダイスを用いることです。
ダイスを使う分、運が大きく絡むのでマルチよりクリア難易度は高め。
ただ1人でも楽しめるのはありがたいですね。
運要素は強め
3枚のカードから1枚選ぶシンプルさ故、運がかなり絡みます。
裏面から大まかな内容は読み取れますが、それは絶対ではないのがポイント。
安全かと思いきやダメージを受けることも多々あります。
このような運要素を楽しめるかどうかは個人差が出るでしょう。
個人的に高難易度における理不尽な運要素は少し気になりました。一回目の夜フェイズに全滅って何事……。
まとめ
- トライ&エラーが楽しい
- ソロプレイ可能
- 運要素は強め
以上が『パレオ~人類の黎明~』でした。
トライ&エラーをくり返して発展していくのは、まさに原始時代を過ごしているよう。
ワンマンプレイが起きづらく、気軽に遊べる協力ゲームとして大変おすすめです。
それではノシ