こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は『ドミニオン 第二版』を紹介します。
デッキ構築ゲームというジャンルを作った元祖。
ドミニオンにインスパイアされたゲームは多数あります。
わたしがボードゲームにハマったきっかけ
『ドミニオン』情報
タイトル | ドミニオン 第二版 |
デザイナー | ドナルド X. ヴァッカリーノ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 約30分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
販売元 | ホビージャパン |
『ドミニオン』概要
プレイヤーは中世欧州の小王国の領主となり自身の領土をどんどん広げていくます。
最初は小さな領土と少しのお金しかありませんが仲間を集めていき大きな発展を目指すのです。
ジャンルはデッキ構築、拡大再生産。
カードを集めていき最初は弱い自分のデッキを徐々に強くしていきます。
『ドミニオン』テーブル準備
テーブルに共通カード(全ゲームで使用)と王国カード10種を並べます。
これらを合わせてサプライと呼びます。
王国カードの組み合わせは何でもOK。初プレイなら説明書通りにやってみましょう。
各プレイヤーに初期デッキである銅貨7枚、屋敷3枚を配ります。
廃棄置き場のボードを置いて準備完了!
ゲーム終了と勝利条件
- 属州がすべて取られる
- サプライが3種類なくなる
いずれかを満たすとゲーム終了。
デッキ内にある勝利点カードの得点を合算し、一番得点の高いプレイヤーの勝利です。
『ドミニオン』ルール説明
プレイヤーは自分の手番に、3つのフェイズを順番に行います。
- Action:アクションフェイズ
- Buy:購入フェイズ
- Cleanup:クリーンアップフェイズ
A→B→Cの順番におこなうと覚えておきましょう。
Aアクションフェイズ
手札にあるアクションカードを1枚使用できます。
アクションはカードテキストに従います。
B購入フェイズ
手札の財宝カードを使いその合計金額以下のカードを1枚購入します。
基本的にサプライの中からなら何でも買うことが可能。
購入したカードは手札には加えず、一旦捨て札に移します。
Cクリーンアップフェイズ
このターンで使用したアクションや財宝、残っている手札をすべて捨て札にしデッキから5枚引きます。
デッキが5枚未満の場合は捨て札をリシャッフルし、それが新たなデッキとなります。
つまり購入したカードはこのタイミングで使えるということ。
廃棄
アクションのなかには廃棄と書かれているカードがあります。
廃棄されたカードはただちに廃棄置き場へ送られ、デッキに返らなくなります。
弱いカードを捨ててデッキを圧縮するのはデッキ構築の定石。
どんどん廃棄してしまいましょう。
得点計算
ゲームが終了すると得点計算に入ります。
勝利点カードに書かれている点を合算したものが最終的な得点です。
屋敷が一番低く、属州が一番高く設定されています。
なるべく高得点の属州を狙いましょう。
『ドミニオン』レビュー
『ドミニオン』のレビューです。2~4人で何度もプレイしています。
毎回変わるカードのラインナップ
『ドミニオン 第二版』には毎回変わる王国カードが26種類もあります。
その内ゲーム中に使うのは10種類のみ。組み合わせは無限に存在します。
組み合わせが異なると強いカードも変わってくるため、毎回違う戦略を考えることができるのです。
前ゲームで強かったカードが次ゲームでは弱かったり……。
リプレイ性が非常に高く何度プレイしても飽きがきません。
どんどん強くなる自分のデッキ
プレイヤーが最初に受け取る銅貨7枚と屋敷3枚のデッキ。
この初期デッキはかなり弱いです。どれだけ運がよくても5金までしか買い物ができませんし。
そのためどんどん他のカードを獲得して強くしていく必要があります。
この最初は弱かったデッキを強くしていくプレイ感がとても爽快です。
自分なりのコンボを考え、それが成立できたときは最高の気分!
意外とシンプルなルール
『ドミニオン』はカードテキストが多いため複雑そうに見えますが、自分のターンにすることは
- Action:アクションカードの使用
- Buy:カードの購入
- Clean up:使用したカード、手札を捨て札に置き山札から5枚引く
この3つの流れさえ覚えたらサクサクとゲームが進みます。
勝つためには勝利点カードを集めるという分かりやすい目的もあるので、ボードゲームをほとんどしたことがなくともオススメできます。
1ターンの長さ
ゲーム序盤はサクサク進むのですが、終盤になりアクションカードが連鎖していくと1ターンが長くなってきます。
基本的にプレイヤーは自分のターンしか動かないため、相手ターンが長かったとしてもジッと待っている必要があります。
2人プレイならそこまで問題ありませんが、4人プレイとなると話は別。
延々とカードが取られていくのをただ眺めているのはなかなか辛い……。
お気に入りカード3選
26種類ある王国カードの中で、サプライにこのカードがあれば必ず購入するほど、わたしが気に入っている王国カードを3枚紹介します。
金貸し
4コスト アクション 手札から銅貨1枚を廃棄するのと引き換えに+3金得てもよい。
デッキを強くするためにいち早く捨てたい銅貨を廃棄でき、さらに3金貰えます。
デッキ構築に大きく役立ってくれるでしょう。
廃棄しすぎて買い物できないとならないよう注意。
衛兵
5コスト アクション +1カードを引く +1アクション デッキの上から2枚のカードを見て、その中から好きな枚数を廃棄し、好きな枚数を捨て札にする、残ったカードを好きな順番でデッキに戻す。
2枚カードをめくり、そのカードを廃棄か捨て札がそのままかを選べます。
デッキの中に残したくなければ廃棄、必要だけど今はいらなければ捨て札、次のターン使いたければそのままデッキ戻し。
さらに+1アクションがついているので、連続で「衛兵」を使うことで、どんどん自分のデッキを洗練させていけます。
デッキの潤滑油として活躍間違いなし!
魔女
5コスト アクション-アタック +2カードを引く 他のプレイヤーは全員、呪いを1枚獲得する。
カードを2枚引きつつ他のプレイヤーに呪いを撒きます。
※呪い:持っていると点数ががマイナス1点されるカード
デッキ内にあっても邪魔にしかならない真っ先に廃棄したいカードです。
「魔女」はそんな呪いを唯一撒くことができます。
わたしは妨害するカードが大好きなので「魔女」があれば必ず購入します。
もちろん他プレイヤーも使ってくるため全員デッキ内は呪いまみれに。
こうなるとゲームが泥沼化すること間違いなし笑
『ドミニオン』をプレイする前に
『ドミニオン』は何度もシャッフルをくり返すゲームです。
長く遊ぶためにも事前にスリーブに入れておきましょう。
サイズはホビーベース社のユーロサイズ・ハード CAC-SL36がピッタリ。
10個あれば足りますが予備用で余分に買っておきましょう。
『ドミニオン』まとめ
- リプレイ性が高い
- デッキを強くするのが楽しい
- ゲーム終盤は1ターンが長め
以上『ドミニオン』を紹介しました。
数々のゲーム大賞を受賞しているのは伊達ではありません。
多くの拡張も発売されているので、比喩ではなく本当に一生遊べるのではないでしょうか。
デッキ構築が好きならぜひ遊んでみてください。
それではノシ