こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回は人気拡大再生産ゲーム『クランズオブカレドニア』の拡張『INDUSTRIA』を紹介します。
こちらの拡張は2024年11月にKickstarterにて発表されたものです。
従来の要素に鉄道要素やマイルストーンが追加され、よりゲーム性が深くなりました。

要素盛りだくさん
- クランズオブカレドニアが好き
- 様々な要素があるゲームをしたい
『INDUSTRIA』ゲーム情報

タイトル | クランズオブカレドニア:INDUSTRIA |
デザイナー | Juma Al-JouJou |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30分×プレイ人数 |
対象年齢 | 14歳以上 |
販売元 | KaRma Games |
『INDUSTRIA』拡張要素
『INDUSTRIA』の拡張要素は大きく分けて以下の通り。
- 列車モジュール
- 報酬タイル
- ファーマーズマーケット
- 輸出契約補充ボード
- 既存タイルの追加
それぞれ紹介します。
本拡張の目玉「列車モジュール」
『INDUSTRIA』を象徴するのがこちらの列車モジュールです。

プレイヤーは専用ボード内で各々の列車を動かし、目的地に商品を輸送することで様々なボーナスを得ることができます。

輸送は1ラウンドに1度しかできないため、どの場所へ向かうかの判断が大事。
また、ボード内にあるマイルストーンを達成することで、勝利点を得たり列車の移動範囲を広げたりできます。

マイルストーンは、早く達成することでより高得点を得ることが可能です。
目標を増やす「報酬タイル」
報酬タイルは最終得点計算で加算されるプレイヤー目標の1つ。

基本ゲームにある契約履行数と入植地数のボーナスがもう1つ加わるイメージです。
使用する際はゲーム準備にランダムで1枚選び、公開しておきます。
売却を支える「ファーマーズマーケット」
ファーマーズマーケットは商品売却を支える要素です。

このタイルが置かれたマスに隣接したとき、タイルに描かれた商品を通常よりも高く売ることができます。
近隣ボーナスの売却版という感じ。
また、一度売られた商品は同じマーケットでは売れないため早い者勝ちです。
見通しを良くする「輸出契約補充ボード」
輸出契約補充ボードは次に補充される契約タイルを置くためのボードです。

従来、契約タイルの追加は完全なランダム要素でした。
しかし、このボードによって次にどの契約タイルが追加されるかが分かるようになりました。
これのおかげで、今まで以上に戦略的なゲームが楽しめます。
建物ボーナスもこのボードから取られるため、どのタイミングでボーナスを得るべきかなど、より明確なゲームプランを立てることが可能です。
新たな氏族や港、得点計算タイルの追加
既存要素の追加として、氏族や港、得点計算タイルなどが大幅に追加されました。

特に、氏族はゲームの戦略に大きく影響するので、この追加は非常にありがたい。
新要素を導入しない場合でも、これら追加タイルだけで楽しむことができます。
『INDUSTRIA』レビュー
『INDUSTRIA』のレビューです。現時点ではソロでのプレイのみです。
考えどころを増やす新要素たち

『INDUSTRIA』は列車モジュールの輸送やマイルストーンはもちろん、報酬タイルやファーマーズマーケットなど新要素が盛りだくさん。
プレイ中の考えどころが非常に増えました。
ただ、新要素にばかり注力してしまうと契約履行がおろそかになって得点が伸びないんですよね。これが難しいところ。
いかに高得点を稼ぐか、多くの選択肢の中から考えるのが楽しいです。
意外とアッサリめな列車要素

目玉要素である列車モジュールですが、個人的には意外とアッサリめだなという印象を持ちました。
というのも、商品の輸送が1ラウンドに1度しかできないため、最大5回しかできないんですよね。
プレイヤーたちがボード上を動き回るという感じではありません。
もちろん、得点を伸ばすためには大事な要素ですが、あくまでメインは土地拡大と契約履行のゲーム。
なので、見た目よりは導入しやすい拡張でした。
追加タイルでリプレイ性向上

個人的に『INDUSTRIA』で最も嬉しい要素は既存タイルたちの追加です。
この組み合わせだけでリプレイ性が大きく上がるんですよね。
氏族タイルに関しては9枚追加と大幅に増えました。
選んだ氏族によって戦略が異なるため、新たな氏族を使えるのが何よりも楽しみです。
また、モジュールマップも4枚追加されたので、膨大なマップパターンで毎ゲーム異なる展開をプレイすることができます。
コンパクトさはなくなった

『クランズオブカレドニア』は重量級の中ではコンパクトにまとまっていて、それが魅力の1つでもありました。
今回の『INDUSTRIA』では追加ボードのこともあり、そのようなコンパクトさはなくなった印象です。
そういった部分が好きなら必要な拡張とは感じないかもしれません。
ただ、個人的には氏族や港タイルの追加だけでも価値があるので、本ゲームが好きなら十分に楽しめると思っています。
まとめ

- 意外と導入しやすい列車モジュール
- 追加タイルでリプレイ性向上
- 従来のコンパクトさはなくなった
以上『クランズオブカレドニア:INDUSTRIA』を紹介しました。
様々な要素が追加され、ただでさえ高いリプレイ性がさらに向上しました。
列車モジュールは慣れるのに時間が掛かりそうですが、上手く活用して高得点を目指したいです。
しばらくはソロでのプレイを楽しみます。
それではノシ