こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
今回はラウンド抜けのジレンマが楽しい『ブードゥープリンス』を紹介します。
ルール自体はいたって普通のトリックテイキング。
トリテ入門に最適です。
初トリテならこれ!
『ブードゥープリンス』ゲーム情報
タイトル | ブードゥープリンス |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分以上 |
対象年齢 | 8歳以上 |
販売元 | 数奇ゲームズ |
『ブードゥープリンス』概要
プレイヤーはブードゥーの交霊魔術をおこない、より多くの霊の言葉を持ち帰ることが目的です。
親から順にカードを1枚出し一番強いカードを出したプレイヤーが勝ち。これをトリックと言い、ゲームが終わるまでこれを続けます。
ジャンルはトリックテイキング。
規定数のトリックを取ったプレイヤーからラウンドを抜けるのが特徴です。
『ブードゥープリンス』ゲーム終了と勝利条件
ラウンド制で5ラウンドが終わればゲーム終了。
一番得点が高いプレイヤーの勝利です。
『ブードゥープリンス』準備&ゲームの流れ
『ブードゥープリンス』の準備のゲームの流れを説明します。
準備
各プレイヤーに
- 手札13枚(5人プレイなら14枚)
- サマリー
を配ります。
切り札表示カードを1枚めくります(各ラウンドの最初におこなう)
以上で準備完了。
ゲームの流れ
親プレイヤーがカードを1枚出し、時計回りで他プレイヤーもカードを出します。
この際マストフォローのルールに従います。
マストフォロ…親プレイヤーが出したカードと同じ色のカードを出さなければいけない。なければ任意の色を出す
全プレイヤーがカードを出し終わったら、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝利。
カードの強さは、切り札色>親が出した色>その他の色でより数字の高いカードです。
勝利プレイヤーから次のトリックを始めます。
規定数のトリックを獲得したプレイヤーはラウンドから抜け、得点計算へ。
得点計算
規定数のトリックを獲得したプレイヤーはラウンドから抜け、得点計算をおこないます。
得点は本ラウンドにおける他プレイヤーが獲得したトリック数の合計です。
例えば、4人プレイでほか3人が計3トリックを獲得していれば得点は3点。
ただし最後まで残っていたプレイヤーは自身が獲得したトリック分の得点になります。
特殊カード
『ブードゥープリンス』には2種類の特殊カードが存在します。
ブードゥー人形(0のカード)
基本的には一番弱いカードですが、ゲーム内で一番高い数字のカードに勝つことができます。
ただしマストフォローや切り札のルールは守る。
分割カード(5・7のカード)
分割カードでトリックに勝った場合、2勝扱いになります。
ゲーム終了
ゲームを続けていき、5ラウンドが終わればゲーム終了です。
各ラウンドの得点を合算し一番高いプレイヤーの勝利。
『ブードゥープリンス』レビュー
『ブードゥープリンス』のレビューです。主に4人で複数回プレイしました。
遊びやすいトリックテイキング
『ブードゥープリンス』は数あるトリックテイキングの中でも大変遊びやすい部類です。
トリテって勝利数の予想やカウンティングなどで何かとハードルが高い印象を持ちますよね。実際はわたしもそれらは苦手な部類……。
本作では勝利数の予想はありませんし、途中抜けがあるためカウンティングもそこまで重要ではありません。あと全カード使う訳でもない。
なのでトリテ入門としてピッタリです。
いつラウンドから抜けるかのジレンマ
早々にラウンドから抜けると得点が低くなる、でも最後まで残るともっと低い……。
このようないつラウンドから抜けるかのジレンマがかなりあります。
ゲームの性質上、一番得点が高くなる最後から2番目抜けを狙いたいところ。
ただそれを狙うと最後まで残ってしまう可能性があるのです。
この辺りのヒリヒリした駆け引きがたまらなく楽しい。
手札運がある
カードを使ったゲームのためどうしても手札運がつきまといます。
不本意に一番目抜けをしてしまったってことも多々あり。
手札交換のバリアントルールがあるため、手札運が気になるなら採用してみてはいかがでしょうか?得点が低いプレイヤーほど多くのカードを交換でき、手札の質を上げてスタートできます。
まとめ
- 遊びやすいトリックテイキング
- いつ抜けるかのジレンマが楽しい
- 手札運あり
以上が『ブードゥープリンス』でした。
大変遊びやすく、トリテ入門なら本作で決まりです。
小箱サイズで持ち運びやすいのもおすすめポイント。
4~5人で集まることが多いなら、軽くプレイできるゲームとして持っておいて損はないでしょう。
それではノシ