こんにちは。つるけらです。(@tsurubodoge)
ボードゲームには本体とは別に拡張が登場することがあります。
有名どころで言えば『ドミニオン』
現在(2023/10時点)で15種類の拡張が発売されており、それぞれ全く違った特色を持っています。
導入する拡張によっては大きくゲーム性が変わることも。
今回はボードゲーム拡張の魅力や導入するタイミングなど語ります。
1つ買うとどんどん増えていく
ボドゲ拡張の役割
ボドゲ拡張には大きく分けて以下3つの役割があります
- 要素を増やす
- ゲーム性を変える
- 本体を補完する
要素を増やす
世に出回っている拡張の大半はゲームの要素を増やす役割があります。
つまり、基本ルールに新たな要素を追加して遊びの幅を広げるのです。
一番分かりやすい例は『ドミニオン』
各種拡張に新たな王国カードが収録されており、それらを基本セットに混ぜて使います。
また『海辺』の持続カードや『ギルド』のコイントークンなど、その拡張を象徴するような要素が入っていることも。
これらは『ドミニオン』の遊びの幅を広げ、リプレイ性の上昇に貢献します。
要素を増やす拡張は基本ルールに飽きてきたらぜひ導入しましょう。
ゲーム性を変える
ボドゲ拡張のなかには本体のゲーム性を大きく変えるものがあります。
例えば『オルレアン 侵略』が挙げられます。
『オルレアン』は他プレイヤーと勝利点を競う対戦ゲームです。
こちらの拡張を導入すると他プレイヤーと協力し目標を達成するゲームに大変身。
今まで対戦していたゲームで協力するのはかなり新鮮な感覚を味わえます。
基本的なゲームの進め方は同じなので、本体に触れていればすぐ遊べます。
ゲーム性を変える拡張はその性質から常時導入するものではありません。
ただ同じゲームで気分転換をしたいときにピッタリです。
本体を補完する
ボドゲ拡張にはゲーム本体を補完するものがあります。
本体では今一つだと思われる部分を補うものです。ゲームによってはこのような補完の拡張を導入して完成品と言われることも。
よく挙げられる例として『テラフォーミング・マーズ拡張 プレリュード』があります。
『テラフォーミング・マーズ』は大人気の拡大再生産ゲームですが、序盤のゲーム速度が遅く何もできないままラウンドが進むことが多々ありました。
『プレリュード』はゲーム開始時に資源獲得や産出量上昇をすることで、それらを解消することができるのです。
結果的にプレイ時間が短くなりより遊びやすくなります。
アナログなボードゲームはデジタルのように気軽に修正がおこなえないため、こういった拡張による補完は致し方なし。
本体を1度プレイして気に入ったならすぐ導入することをおすすめします。
ボドゲ拡張を買うタイミングって?
ボードゲームの拡張を買うタイミングについて。
個人的には「そのゲームにハマったとき」がベストのタイミングだと考えています。
そもそもプレイしていて楽しくないゲームは拡張を入れたところで同じ結果なことが多いですし。
わたしの場合は『ドミニオン』にドハマりして、数回プレイしたのち『陰謀』を購入しました。
ちなみに最初は『陰謀』だけ買う予定だけでした。が、気付くとボドゲ棚がドミニオン拡張だらけに……。
拡張沼恐るべし。
『ドミニオン』みたいに一つのゲームから多くの拡張が出ている場合は発売順から購入するのがおすすめです。
追加要素は新しく出たものほど複雑になることが多いですからね。
余談ですが拡張は本体と比較して流通数が少なく、油断していると品切れになっていることが多々あります。
気になるなら確保しておくのが吉。
つるけら的マストバイ拡張
わたしが思う「これは絶対に買うべき拡張」を紹介します。
それぞれのゲーム本体を持っているなら非常におすすめ。
テラフォーミング・マーズ プレリュード
プレリュードカードにより序盤からさまざまなアクションが可能に。
『テラフォーミング・マーズ』でネックだった序盤のスローテンポを解消する拡張です。
カード選択に時間は増えますが、総合的なプレイ時間は短くなります。
複雑なルール追加はないため2回目のプレイから導入して問題なし。
イッツアワンダフルワールド 荒廃と隆盛
『イッツアワンダフルワールド』の戦略の幅を広げる拡張。
元々あるカードにC&Aカードが加わります。
こちらには高コスト高得点のカードが含まれており、それを補完するように多くの資源を産出するカードもあります。
特にペアコンボは噛み合うと莫大な得点となるため、今まで以上に先を見通したプレイングが大事。
ルール的には単純にカードが増えるだけなので、2回目のプレイから導入しても問題ないです。
オルレアン 交易と陰謀
『オルレアン』の完成度を上げる補完的な拡張。
目玉の要素としては公益事業ボードの差し替え。
基本ルールでは不要なタイル破棄にしか使われなかった公益事業ボードですが、こちらはタイルを置くことで様々なアクションがおこなえるようになります。
ちなみにボードは両面仕様で、もう一面はインタラクション性を大きく上げるボード。
またイベントタイルが追加され、次に何が起こるか全く予想できなくなります。
ボードの差し替えは2回目のプレイからおこなっても問題なし。
ドミニオン 繁栄
『ドミニオン』をよりダイナミックにする拡張です。
属州より高コストの白金貨と10勝利点の植民地が非常に特徴的。
そしてこれらに負けないくらい高コストで強力なアクションカードが多数収録されています。
そんなカードたちを購入するため、これまで以上にデッキ構築力が求められます
カードコンボ好きなら持っておいて間違いなし。
ウォーチェスト 王の勅命と貴族
『ウォーチェスト』の基本ルールを補完する拡張。
勅命カードの追加によりロイヤルコインが非常に重要な役割を持つように。
基本ルールでロイヤルコインはハズレ扱いのコインだったため、そこを上手く補完してくれます。
そのほか4種の追加ユニットもありリプレイ性を上げてくれます。
『ウォーチェスト』を気に入ったなら2回目のプレイから導入して問題なし。
ボードゲームウォーチェスト 拡張: 王の勅命と貴族 日本語版 (War Chest: Nobility)まとめ
以上ボードゲーム拡張について語りました。
個人的にゲーム本体を補完する拡張は必須、それ以外はお好みでって考えです。
そもそも本体だけで完成されているゲームも多いですからね(カタンとかスプレンダーとか)
気に入ったゲームに拡張が出てるならぜひ導入してみてはいかがでしょうか?
それではノシ